2025年1月30日木曜日
Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない
■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない
2021年10月、「Jリーグ、ホームタウン制廃止へ」というニュースが出て、サポーターは混乱。ただ、これは誤報に近い感じですし、地域密着を捨てるわけでもないようです。どうも簡単に言うと、「今までは地元以外での活動が制限されやすい状況だったのを、地元以外での活動をして良いと明確化する」といった感じですね。
<地域密着の理念や各クラブが拠点地域に軸を置いて活動する『ホームタウン制度』は堅持しつつ、ホームタウン外でのマーケティング活動をしやすくするための議論をしている、という話だった>
J1鹿島アントラーズを運営するメルカリの小泉文明社長のツイート
<今のレギュレーションではホータウン外でのマーケティング活動が制限されており、例えばスポンサー企業が域外にある場合(J1では大型のスポンサー企業は東京など都市圏)一緒にイベントをすることも出来ないですし、パブリックビューイングなど、かなりの活動が制限されます>
こうした話があったのは、『ホームタウン離れ』に直面するJリーグ。“地元にいない”サポーターとクラブの距離は埋められるのか | ハフポスト(2021年11月27日 07時00分 JST | 更新 2021年11月27日 10時46分 JST、濵田理央 中村 かさね )という記事。この『ホームタウン離れ』という言葉も恐ろしく聞こえるのですが、これも単に「地元以外のサポーターが多い」という、言い換えてみると、なんてことがない話です。
<Jリーグによると、ホームタウンに住んでいないサポーターの比率は、最も多いクラブで約75%に上る。
来年で開幕から30年目の節目を迎えるJリーグ。『ホームタウンにいないサポーター』の存在が当たり前となった時代に、Jリーグはどう適応し、進化するのか>
Jリーグの出井宏明パートナー・放映事業本部本部長によると、ホームタウン以外での事業・マーケティング活動を制限するような規約・規定はこれまでもありませんでした。今までも禁止ではなかったのです。ただし、クラブ同士が「紳士協定」や「暗黙のルール」というような形で、遠慮し合う状況が続いてきたといいます。
また、クラブ間で話し合って決める運用であったため、片方のクラブが拒否されると実現できなかったという説明もありました。わかりづらいのですが、他のクラブのある地域や近隣地域での活動をやろうと思っても、地元クラブに拒否されてしまう…といった感じですかね。ああ、記事でも後半で以下のような話が出ていましたわ。
<川崎市の等々力陸上競技場をホームスタジアムに持つ川崎フロンターレを例に考えてみる。仮に多摩川を挟んですぐの世田谷区で情報発信やイベント協力をしたいと思ったとしても、東京のクラブに遠慮してしまう。このような事象がこれまでは起きていた>
「地域密着のためにこれはやむを得ない」と考えるのも一応アリかもしれません。ただ、実際のところ、このルールだと大都市有利となり、Jリーグの理念とはむしろ離れてしまいそうな感じ。人口が多い地域で宣伝活動ができない地方のクラブが不利になり、都市部にクラブが集中してしまいそうなルールだと感じました。
記事の方では、<物理的な『ホームタウン』だけを前提とするファンサービスのあり方では、いまのデジタル時代やJリーグの実態にそぐわない>という書き方。特に新型コロナウイルスの流行のような状態になったとき、デジタルでの活動は重要になるでしょう。地元以外で活動できないとなると、壊滅的な打撃になりかねません。
あと、そもそも海外のビッククラブの場合、国内の地元以外にファンが多いだけでなく、海外、世界中にファンがいますよね。マンチェスター・ユナイテッドなんかが典型です。このマンチェスター・ユナイテッドの人気が悪いものだと思う人は少ないでしょう。むしろJリーグのクラブも海外ファンを開拓すべきです。
記事では、人の流動化や都市部への人口流出という社会背景から、“地元にいない”サポーターが増え、クラブのホームタウン外活動の必要性も増したという話もしていました。子供の頃からサポーターであったとしても、引っ越しというのは普通にありますからね。いろいろと現在のやり方では無理があったのかもしれません。
2025年1月29日水曜日
高原直泰がいた頃のボカ・ジュニオルスが懐かしい、コロンビア選手も活躍
■2023/05/03 コロンビアの好きな選手ベスト11 ジェリー・ミナ、ハメス、キンテロなど
■2019/03/23 主力怪我でも日本に勝利、楽しみな選手が多数登場
■2018/11/16 高原直泰がいた頃のボカ・ジュニオルスが懐かしい、コロンビア選手も活躍
コロンビアで好きな選手で、GKの方のコルドバがいたことに気づいて追加。確か同じボカ・ジュニオルスでDHでも好きな選手いた覚え。調べてみると、セルナじゃないかな。
高原直泰は好きじゃなかったのですけど、あの当時のボカ・ジュニオルス大好きだったんですよね。懐かしすぎです。控えには入っていませんでしたが、10代だったテベスもポジション を争っていました。私が推していたFWはバロス・スケロットで、レギュラーだった記憶があります。
~スタメン~
1.オスカル・コルドバ
4.ホルヘ・マルティネス
6.ロランド・スキアビ
2.ニコラス・ブルディッソ
14.クレメンテ・ロドリゲス
13.クリスティアン・トラベルソ
5.マウリシオ・セルナ
17.ワルテル・ガイタン
10.フアン・ロマン・リケルメ
11.マルセロ・デルガド
30.高原
~ベンチ~
12.ロベルト・アボンダンシエリ
20.ホエル・バルボーサ
15.オマール・ペレス
7.ギジェルモ・バロス・スケロット
28.ロベルト・コラウッティ
(高原直泰がボカでゴールを決めてから、今日でちょうど13年! 2014/09/23 18:00より)
■2023/05/03 コロンビアの好きな選手ベスト11 ジェリー・ミナ、ハメス、キンテロなど
2018/05/23:好きな選手ベスト11。とりあえず無理やり選んでみたということで、そのうち入れ替えます。LSBがいなくて、CBが3人になってしまいました。
2023/05/03:2016年のクラブワールドカップで鹿島とやったアトレティコ・ナシオナルのメモを見て少し入れ替え。バランス悪いのでLSBも入れました。南米のチームは好きな選手が多いので、無理矢理ではない感じで好きな選手が揃ってきました。
ボルハ
ロドリゲス トーレス クアドラード
セルナ キンテロ
アルメロ スニガ
ジェペス ミナ
コルドバ
GK オスカル・コルドバ 5 31歳(2001年ボカ・ジュニアーズ) 1970/2/3 185cm
RCB ジェリー・ミナ 6 23歳(2018年ワールドカップ) 1994/9/23 195cm
抜擢起用の若い CBですけど、彼も活躍しました。放送では紹介されたのを覚えていませんけど、バルセロナの1月に契約した選手だそうです。将来性を買っているんでしょうね。
CKからのプレー、中央でフリーになったとは言えしっかり決めて先制。本業の守備でも再三良いプレーが見られました。良いDFだと思います。
LCB マリオ・ジェペス 4 38歳(2014年ワールドカップ) 1976/1/13 186cm
CB。キャプテン。危ないところ危ないところに入ってきていて、良いDFだなぁという印象。今計算してみると38歳。めちゃくちゃベテランですね。大会の最年長フィールドプレイヤーだったそうな。
RSB フアン・スニガ 4 28歳(2014年ワールドカップ) 1985/12/14 172cm
RSB。右めから斜めに入ってくる迫力あるドリブル。また、スペースあった中央に走り込んでシュート。GK正面ではあったが、GK前で落ちる低いシュートで悪くない。右サイドでも存在感があります。
LSB パブロ・アルメロ 2 28歳(2014年ワールドカップ) 1986/11/2 174cm
LSB。左でフリーでもらって、ファーのフリーの選手へ。ここからアシストが入り、ゴールに繋がりました。
CH マウリシオ・セルナ 5 33歳(2001年後半ボカ・ジュニアーズ) 1968/1/22 169cm
LSH ハメス・ロドリゲス 7 22歳(2014年ワールドカップ) 1991/7/12 180cm
LSHだが、クアドラードとの左右の入れ替わり多い。3-5-1のトップ下というサイトも。
マークは厳しかったものの、ペナルティーエリア外の中央で振り向きながらきれいに胸トラップ。足元に落ちるボールをボレーでクロスバーギリギリの半端ないゴール。すごすぎ。
後半、左からのクロスでもらえなかったものの、中央で動き直して下がったことでフリーに。逆サイドからの折返しを、右足でDFの股下に入れて決めました。GKが不在だったのはファーへのボールに対応していたため。とにかく動きが良かったですね。
OH、CM ファン・フェルナンド・キンテーロ 5 25歳(2018年ワールドカップ) 1993/1/18 170cm
2014年大会おもしろそうだったテクニックある選手。当時はまだまだでその後も伸び悩んでいるということで、今日もドリブルやパスが引っかかっていました。とはいえ、彼からのパス出しは精度低いなりに可能性を感じましたので、交代は痛かったですね。初戦よりもずっとノッてきた感じ。精度は格段に上がっていました。また、正面ではないところに出すボールの出し方を好むので、意外性があります。やはり好きな選手ですね。
合わなかったものの、好パスで可能性を感じるプレー。もう1本、右サイドへの良い低いボール。 さらに、右サイドから普通右足で蹴るところを、左足のアウトでマイナスの素晴らしいボール。
また、ショートコーナーからのプレーで、中に入れるふりしてハメス・ロドリゲスに出してそこからゴールまで繋がりました。
後半も低めの位置から良い裏へのスルーパス。さらに、決定的というもっと良いスルーパスを出して、こちらはゴールまで繋がりました。日本戦と違って、勝利を決めてから交代でアウトします。
OH 10 マクネリー・トーレス 4 32歳(2016年クラブワールドカップ) 1984/11/1 172cm
アトレティコ・ナシオナルでゲームメイクしていた選手。スルーパスを通してきていて、怖かった選手の一人。いい選手です。Wikipediaもありました。ワールドカップで見た記憶はないですし、情報もありません。
RSH フアン・クアドラード 4 26歳(2014年ワールドカップ) 1988/5/26 176cm
RSH。低いところから人をかわしていくドリブルで、最後もファールもらうプレー。ハメス・ロドリゲスと入れ替わって左に行くことがかなり多く、左に流れるドリブルでもファールをもらっていました。
スピードが武器であり、やはりスピードに乗ったドリブルが魅力。ただ、左右に振るようなリズムがおもしろい持ち方しており、止まったところからのドリブルでも十分威力があります。
FW ミゲル・ボルハ 2 23歳(2016年クラブワールドカップ) 1993/1/26 183cm
アトレティコ・ナシオナルで見た選手。センターフォワードみたいな感じ。ポストプレーが良かったものの、体の強さというよりはうまさで収まる選手。相手に最初に体を当てておいて、距離を開けてボールをコントロールするプレイが目立っていました。
■2019/03/23 主力怪我でも日本に勝利、楽しみな選手が多数登場
2019/03/22 キリンチャレンジカップ 日本0-1 コロンビア ファルカオ(PK)
見たかったMFキンテロが直前で怪我、GKオスピナも怪我。またワールドカップでレギュラーだった右SBのアリアスも怪我していた模様です。W杯日本戦の戦犯であるDHカルロス・サンチェスも怪我っぽい感じ。彼は良いと思わなかったものの、スピードあるドリブルのクアドラードも大怪我している最中。レギュラークラス5人、特にオスピナ、キンテロ、クアドラードがいないというのは、大きかったですね。
GK 12 カミロ・バルガス
30歳。国内組。枠へのシュートが少なかったということはありますが、概ね安定していた感じ。
DF 17 デイベル・マチャド LSB
DF 13 ジェリー・ミナ
24歳。CB。エヴァートンに完全移籍していたんですね。今日も高さ見せるプレーありました。ダビンソン・サンチェスと背番号似ていて見づらかったのですけど、守備も粘り強くついていたと思います。
DF 2 エリベルトン・パラシオス RSB
DF 23 ダビンソン・サンチェス
22歳。CB。ワールドカップのときは不安定なところもあり、いまいちだと思ったのですけど、今日はすごく良い印象。ミナと背番号似ていて見づらかったのですけど、危ないところで足が出るプレーがあったはず。高さ・強さもあり、良いCBといった感じでした。
MF 5 ウィルマル・バリオス
MF 16 ヘフェルソン・レルマ
MF 10 ハメス・ロドリゲス
27歳。OHでスタート。やや雑なボールだったのですけど、センターサークルで受けてから、左の走っている選手に合わせる好ボールでビッグチャンスに。その他もプレッシャーがあるところ、あまりスペースがないところで、簡単にすっとパスを通してきていました。ワールドカップのときはコンディションが最悪だったのですけど、今日は良くなっていました。
FW 9 ラダメル・ファルカオ (Cap.)
33歳。相変わらず「いかにもチャンス」というところじゃない不十分なところでもよくシュートを狙っているという怖さのある選手。今日はPKもあって、GKに当てられたもののゴールを決めています。
FW 19 ルイス・ムリエル
27歳。テレビではLWGではなくLSHで紹介。ワールドカップでも途中交代で出ていましたが、正直物足りなく感じ、印象に残っていませんでした。ただ、今日は良くってびっくり。
左サイドでハメスからもらったボールをダイレクトでDFがライン裏の良い狙いのクロス。好判断であり、1点もののチャンスになりました。 その他、サイド側を向いていたのに、ターンして股抜きしてチャンスを作る意表を突いたプレーも前半にはあります。
後半も長いドリブルからビッグチャンスを作っていました。攻撃では2人主力を欠いており、物足りないだろうと思ったら、今日は素晴らしいパフォーマンス。
ワールドカップはプレー時間が短めでしたし、コンディションも合わなかったのかもしれません。年齢的に次のワールドカップも普通に狙えます。ポジションが反対側で今怪我しているクアドラードは素晴らしい選手ではあるものの、3歳年上ですので世代交代しても良いのかも。今日のコロンビアには他にも良い動きの選手が何人もいて、層の厚さを感じさせました。
FW 21 セバスティアン・ビジャ
22歳。テレビではRWGではなくRSHで紹介。ワールドカップでは確実に見なかった選手。大きく目立ったのはワンプレーのみでしたけど、スピードがあって良さそうな感じ。年齢考えると、まだまだ伸びる可能性があり、怖い選手になるかもしれません。名門ボカ・ジュニオルスに所属しているそうです。
カウンターでDFの裏、左からのボールに飛び込んで合わせて1点ものというプレー。惜しくもバーでした。難しかったのでミスという感じではなく良いプレーでしたね。
交代
11 ドゥバン・サパタ▲57分 IN
27歳。FW。ワールドカップでは見なかった覚え。実際、セリエA・アタランタで大活躍して1年ぶりの代表復帰ということで出ていなかったようです。でも、こんなに良い選手いたのか!という感じの選手。
交代で登場し、2トップ、もしくは4トップで中央の位置に。身長186cmでがっしりとして強さがあり、なおかつ動きが良かったです。調子いいんだなという感じ。先制点のPKも彼のシュートからでした。ワールドカップではレギュラークラスと交代選手に差を感じたのですけど、この試合は高いレベルの選手だらけといった感じでした。
14 ルイス・ディアス▲79分 IN
22歳。 国内組。SHかWGかな。テレビの紹介によると、コロンビア国内で最も期待されている選手だとのこと。
日本戦ではごちゃついたところからバーに当たる惜しいシュート。次の韓国戦では1-2で内容的には完敗だったらしいですが、彼が1ゴール決めています。特徴はよくわからなかったものの、まだ若いですし将来中心選手になるかもしれません。
15 マテウス・ウリベ▲82分 IN
7 アルフレド・モレロス▲87分 IN
2025年1月28日火曜日
サッカー選手移籍金ランキングベスト10 ロナウドが低い理由
■2018/09/17 サッカー選手移籍金ランキングベスト10 ロナウドが低い理由
クリスチアーノ・ロナウドのユベントス移籍が正式に決まったタイミングでの記事によると、この時点でのサッカー選手移籍金ランキングベスト10は以下の通りだそうです。
1位:ネイマール 2億2200万ユーロ(約289億円) パリSG←バルセロナ(2017年)
2位:キリアン・エムバペ 1億8000万ユーロ(約235億円) パリSG←モナコ(2018年)
3位:フィリッペ・コウチーニョ 1億2500万ユーロ(約163億円) バルセロナ←リバプール(2018年)
4位:クリスチアーノ・ロナウド 1億1700万ユーロ(約153億円) ユベントス←R・マドリー(2018年)
5位:ウスマンヌ・デンベレ 1億1500万ユーロ(約150億円) バルセロナ←ドルトムント(2017年)
6位:ポール・ポグバ 1億500万ユーロ(約137億円) マンチェスター・U←ユベントス(2016年)
7位:ガレス・ベイル 1億100万ユーロ(約132億円) R・マドリー←マンチェスター・U(2009年)
8位:クリスチアーノ・ロナウド 9400万ユーロ(約123億円) R・マドリー←マンチェスター・U(2009年)
9位:ゴンサロ・イグアイン 9000万ユーロ(約117億円) ユベントス←ナポリ(2016年)
10位:ネイマール 8820万ユーロ(約115億円) バルセロナ←サントス(2013年)
(C・ロナウドの移籍金153億円は何位? 歴代トップ5がすべてこの1年以内という異常事態 | サッカーダイジェストWebより)
ネイマールとクリスチアーノ・ロナウドとは2回も登場していてすごいですね。ただ、ロナウドは4位と8位であり、意外に大したことがありません。
理由としてはまずひとつ、 上位5例がこの1年間(2017年~2018年)で取り引きされたディールであるように、最近、移籍金が異常に高騰していること。24歳の時にクリスチアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーに移籍した際の移籍金9400万ユーロ(約123億円)は現在だと8位ですけど、当時なら最高額でした。当時としてはすごかったのです。
一方、新しい移籍の方も4位止まりと、クリスチアーノ・ロナウドのすごさからすると物足りないレベルです。こちらの場合の理由は、年齢の関係ですね。ネイマールがまだ若いのに対し、ロナウドは34歳で年齢的にはかなり上。むしろそれで4位だということに驚くべきです。
また、年齢のことを考えると、売却したレアル・マドリーとしても上々でしょう。ロナウドはまだまだ活躍するとは思いますが、どこかのタイミングでパフォーマンスが落ちるときがあるわけで、レアル・マドリーとしては移籍金が高くつくうちに売れたことは悪くない結果だったと思われます。お互いに良かったですね。
2025年1月26日日曜日
サッカーは安易に監督を変えすぎ 名古屋、チェルシー、大宮など
■2022/01/19 名古屋が優勝&5位のフィッカデンティから9位長谷川健太に交代…
■2019/09/25 17年で20人!あのチェルシーも監督を安易に変えすぎという批判
■2017/01/29 監督変えすぎ!1シーズンで8回の監督交代、今シーズンも3回目のパレルモ
■2017/02/17 15年で何と39回!監督変えすぎたクラブの会長がついに変わる
■2017/03/23 27人中14人が監督になったユベントスの2000/01シーズンプレーヤーたち
■2014/8/31 サッカーのクラブは安易に監督を変えすぎではないか?
大宮が「21試合負けなしのJリーグ記録を樹立」ってのも未だに信じられないんですが、その後の低迷もすごいですね。<大宮、大熊監督ついに解任!10戦勝ちなし 鈴木統括部長も辞任へ- スポニチアネックス>(2014年8月31日12時48分)という記事が出ていました。
<大宮は12年シーズン終盤から昨季にかけて21試合負けなしのJリーグ記録を樹立。昨季リーグ戦前半戦を首位で折り返しながら、鈴木茂社長は「チーム内の一体感が保てなくなりつつある」として当時のベルデニック監督を8月に電撃解任>
http://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20140831_0091
"その後、岡本武行GMの暫定監督を挟み、小倉勉TDが後任監督に就任"。しかし、"成績は上向くことなく、シーズン終盤には小倉監督、岡本GM、古矢強化部長の退任"することに。前半で首位だったのに、結局14位で終了するという悲惨な結果になります。
今季は心機一転、大熊清監督、鈴木徳彦チーム統括本部長が就任、スカウトだった松本大樹氏が強化部長に抜てきという体制だったそうです。ところが、"現在10試合勝ちなしで18チーム中17位"という無残な結果に。降格目前です。
結果出しているチームで監督(ベルデニック監督時代)を交代させるからこうなるんだ…と思いましたが、Wikipediaを読むと"第16節から第20節まで5連敗を喫すると、第20節の翌日の8月11日に監督を解任された"ということで、負けていた時期ではあったんですね。
じゃあ、ファンも納得だったのかな?とも思いましたが、Wikipediaを読むとサポーターからフロント批判があったようです。また、<未だ謎多きベルデニック監督解任劇。“一体感”なき大宮が問われるクラブとしての資質>(フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2013年08月18日 text by 上野直彦)という、批判的な記事も見つかりました。
<監督交代となったベルデニック氏は、昨年6月に成績不振で解任された鈴木淳監督の後任として就任。守備を立て直し残留争いからチームを救った。また今季は7連勝と勝ち点を重ね、チームを初の首位へと導く。今年5月には64歳を迎えたJリーグ最年長の名将、サポーターや記者から誕生日をお祝いされるなど、人気の高い監督でもあった。
13日、大宮アルディージャの鈴木茂社長は会見を行った。連敗中とはいえリーグ上位の成績で、しかもシーズン中の監督交代は異例。クラブのHPでは「一体感が保てなくなった」と語った鈴木社長、その言葉の真意とは何だったのだろうか>
http://www.footballchannel.jp/2013/08/18/post8204/
会見を終えても 説明不足は否めず、多くの記者から不満が漏れたそうです。フロントの責任問題も指摘されました。そして、<いま最も問われているのは大宮のマネジメント力なのかもしれない。05年の昇格以降、毎年のように残留争い繰り返してきた大宮。組織として、次の段階への脱皮が急がれる>と海底んですよ。
でも、結局この後もう1回また監督解任して、翌年もまた交代したわけですからね。どうしようもないですわ…。
■2022/01/19 名古屋が優勝&5位のフィッカデンティから9位長谷川健太に交代…
名古屋グランパスが、カップ戦とはいえ優勝していたフィッカデンティ監督と契約延長せず長谷川健太監督に。リーグ戦も5位ですので悪かったわけではありません。なので、私は批判的な人事です。
しかも、後任が結果出している監督だというのならまだしも、同じシーズンに成績不振でFC東京を辞任した長谷川健太監督ですから、余計説明ができません。FC東京はリーグ戦で9位で、名古屋の方がずっと良かったです。
ただ、私がこの反応を見た2つのヤフーニュースの記事はどちらも好意的なコメント。今消えちゃったのであれですが、「守備的だから」みたいな感じだった記憶。バルセロナなど海外のビッグクラブの場合は守備的だと結果を出しても解任はありますが、名古屋はどうなの?という感じです。
また、「これ以上は望めないから」というのもあった記憶ですが、それこそ戦績が悪かった長谷川健太監督ってのは説明できません。ほとぼりが冷めてからならわかったんですが、速攻で就任ですからね。最後は不振でしたが、長谷川健太監督は過去の実績があるので、間を空けての就任であれば納得してもらいやすい可能性がありました。
私がこの反応を見た2つのヤフーニュースの記事はどちらも好意的なコメント…と書いたのですが、今見た<J1名古屋のフィッカ監督退任 長谷川監督が後任>(共同通信2021/12/9(木) 19:53配信)では批判的でした。
<この前フィッカデンティを連れてきた大森SDがクビになって今回の監督解任劇・・・・・・・・。いつもの事だが親会社の介入で内紛が起こってるのかもね>
<この成績で解任はないな。金払ってタイトル目指せば良いのに>
<この監督は名将ですよ 勿体ない>
https://news.yahoo.co.jp/articles/d16dfc1fc4339556e817b40a563aae9ff917297b/comments
記事としては、<急転直下だったJ1名古屋・フィッカデンティ監督の交代劇…いささかの戸惑いも【記者の目】>(2021/12/10(金) 5:01配信)が批判的なコメントながらも、最後には理解を示す内容。やはり「これ以上は望めないから」といったところですね。
<20年に3位、21年に5位とリーグ戦で安定した成績を残し、ルヴァン杯も制した監督の交代は、常識を外れた動き。(中略)その顚末(てんまつ)にはいささかの戸惑いが残る。
安定感の一方で、手詰まりの空気もどこかにあった。今季、ドロー覚悟で引いて守る相手に、手をこまねく場面も多かった。クラブ内部にも、局面を打開しきれない状態を危惧する向きは、見え隠れしていた>(グランパス担当・渡辺拓海)
私が見た記事は例外だったのですが、今見ると、<フィッカデンティ監督電撃退任…J1名古屋、山口GMが“異例人事”の経緯説明 「成長しなければいけない」>(2021/12/9(木) 17:48配信 Football ZONE web)の反応もネガティブが優勢。いくつか賛同するものがあったものの、少なめでした。
<交渉が決裂したのなら仕方がない。ただファンの意見としては、理由が知りたい。実はお金がなく大赤字とか、マッシモ監督が高年俸を要求したとか、コロナで入場料収入が激減して大変を通り過ぎているとか、
納得はすべてにおいて優先する。ファンをファミリーと言うのなら発信すべき>
<マッシモでは川崎より上に行けないと判断したというのはわかる。ただ長谷川健太でそれがなし得るのかは甚だ疑問>
<成長しなければならないのは分かるけど長谷川監督へ交代することで「具体的に」どういった面で成長が促されるのか、についても話してくれないと不信感を抱えてしまうサポが多く出てしまうのではないかな?>
<山口GMの言う事は、まぁ勝負の世界では納得。しかしルヴァン杯取った監督を契約満了で手放す理由には少し無理があるかなぁ?それに加えて、次が長谷川健太さんでしょ?!まあ、悪くないとは思うけど、本音を教えて欲しいな!契約延長の条件が厳しかったとか、、、、。>
■2019/09/25 17年で20人!あのチェルシーも監督を安易に変えすぎという批判
開幕から1分3敗のタイミングで、ワトフォードはハビ・グラシア監督を解任。オーナーのポッツォ・グループは2012年6月にワトフォードを買収した後、監督の首を次々に挿げ替え、7年でのべ10人の監督を使っています。
2002年、チェルシーを買収したオーナーのロマン・アブラモヴィッチも、この点では負けず劣らずひどいです。17年で20人もの監督を起用しています。カルロ・アンチェロッティ(現ナポリ監督)のようにタイトルを獲っても、守備的すぎるとの理由で解雇の憂き目に遭った者もいるとのこと。
(チェルシーは愚策すぎる監督人事を反省せよ。早期解任に抱く疑問、真のビッグクラブになるためには?【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】 フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年09月20日 粕谷秀樹より)
https://pex.jp/point_news/991c8e70a6bedce4e1b13dda38de65b8
作者は現在評価されているチームや監督の過去の成績について、以下のように最初から良かったわけではなく悪かった時期があったことを指摘していました。ロマン・アブラモヴィッチさんは、忍耐力がなさすぎるということでしょう。
・ユルゲン・クロップ監督(リバプール)の一年目は8位、ジョゼップ・グアルディオラ監督(シティ)は3位に食い込んだものの、首位チェルシーには15ポイントもの大差をつけられている。
・トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も、チャンピオンズリーグの出場権を得るまでに2年かかった。
・ボーンマスのエディ・ハウ、バーンリーのショーン・ダイシ両監督は、ともに8シーズン目を迎えた。両クラブの上層部は負けが込んでも妙なプレッシャーをかけず、現場を温かく見守ってきた。その結果、ボーンマスはボールを捨てないフットボールで一定の地位を築き、バーンリーのブレイブハートはビッグ6が手を焼くほどだ。
■2017/01/29 監督変えすぎ!1シーズンで8回の監督交代、今シーズンも3回目のパレルモ
記事そのものは、セリエAのパレルモが、新監督にウルグアイ人のディエゴ・ロペス氏が就任したことを発表した、というもの。パレルモ、恒例行事の監督交代。過去2シーズンで11回目 2,001 YOU フットボールチャンネル | 2017年01月27日というタイトルの記事です。
ただ、問題なのは、マウリツィオ・ザンパリーニ会長が短期間でたびたび監督の首をすげ替えることで有名なこと。パレルモは、今季も3度目の監督交代となっています。
もっとひどかった昨シーズンは、実に8度の監督交代が行われました。計6人の監督が、復帰も含めて短期間で目まぐるしく入れ替わったという、めちゃくちゃなことになっていました。
戦績が悪くて監督を変えているわけなのですが、監督を頻繁に変えることでまた戦績が悪くなるという面もあります。やり方をやっと理解したところでまた変更となるためです。
なので、パレルモの1シーズンで8回の監督交代ってのは、驚異的な数ですね。あまりにも変えすぎです。パレルモは降格圏なわけですが、「鶏が先か、卵が先か」になっています。
■2017/02/17 15年で何と39回!監督変えすぎたクラブの会長がついに変わる
…と書いていたら、パレルモの会長さんが変わるんだそうな。15年で39回監督を交代した名物会長がクラブ売却へ。最高記録は1季で8回交代 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月16日という記事が出ていました。
イタリア『フットボール・イタリア』が報じたところによると、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は3月3日をもってクラブを売却する見通しだといいます。
ザンパリーニ会長は2002年にパレルモを買収して以来、何と15年で39回の監督交代を行なっているんだそうな。2015/2016シーズン以外でも交代が多かったんですね。
ザンパリーニ会長は当シーズンに解任した指揮官を再び呼び戻すことでも有名で、2015/2016シーズンにはジュゼッペ・イアキーニ監督とダビデ・バッラルディーニ監督、ジョバンニ・ボージ監督(下部組織監督)が1シーズンで2回監督に就任していたそうです。
どう考えても良い会長さんには見えないものの、イタリア3部が主戦場だったクラブをセリエA常連チームに引き上げたという功績はあるとのことでした。
■2017/03/23 27人中14人が監督になったユベントスの2000/01シーズンプレーヤーたち
2000/01シーズンというのは、ユベントスの黄金世代というわけではなく、ローマと争って優勝できなかったシーズン だそうです。
ところが、このシーズンにプレーした27人中14人、実に半分以上が監督になっているといるというすごい年になりました。しかも、ジダンやコンテといった大成功している監督も輩出しています。
ジネディーヌ・ジダン レアル・マドリーで昨季チャンピオンズリーグ優勝
アントニオ・コンテ ユーベを率いてセリエAで3年連続優勝、チェルシーで現在1位
フィリッポ・インザーギ ミラン監督
イゴール・トゥドール 母国クロアチアやギリシャの名門クラブ、トルコのガラタサライ
パオロ・モンテーロ アルゼンチンのロサリオ・セントラル
フアン・エスナイデル スペインのコルドバやヘタフェ、J2のジェフユナイテッド市原・千葉
ジャンルカ・ザンブロッタ インドのデリー・ディナモス
チロ・フェッラーラ 中国の武漢卓爾
マルク・ユリアーノ、レッシオ・タッキナルディ、ミケランジェロ・ランプッラ、マルコ・ザンキ イタリアの下部リーグやユースチームなど
エドガー・ダーヴッツ 現役引退前にイングランド下部で選手兼監督
アチルソン 母国ブラジルで監督
ついでに言うと、当時の監督は、カルロ・アンチェロッティ。現在もバイエルン・ミュンヘンというビッグチームを率いています。
逆に、現時点でまだ監督の道に進んでいない大物選手としては、アレッサンドロ・デル・ピエーロやダビド・トレゼゲ、エドウィン・ファン・デル・サールが挙げられていました。
監督"14人"を輩出したユーベの2000/01シーズン組。日本で指揮を執る監督も フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月22日
探せばこれ以上の例が出てくるかもしれませんが、これはなかなか象徴的だと思います。
というのも、現在では落ちぶれたセリエAですが、当時は世界最高の呼び声が高い豪華なリーグでした。そして、その中でも特に豪華なメンバーを揃えていたクラブの一つが、ユベントスです。
したがって、監督輩出の多さは、当時のリーグやクラブのレベルの高さを示しているものと思われます。
2025年1月25日土曜日
グアルディオラ、藤川孝幸に清掃員と勘違いされる
■2019/04/12 2人でラジオを長くやっていた都並敏史と藤川孝幸
■2019/04/12 グアルディオラ、藤川孝幸に清掃員と勘違いされる
■2019/04/12 北海道十勝スカイアースに貢献するも亡くなっていた藤川孝幸
■2022/02/06 試合中のサッカー選手の家に空き巣…実はよくある話だった
2022年1月23日のエルチェ戦、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマはホームであるサンチャゴ・ベルナベウでの一戦でPKを失敗。さらに、けがで途中交代と…悪いことが続いていたのですが、さらに悪いことが続きます。
帰ってきてみると、家が「ひどく散らかっている」のに気づきました。何が盗まれたのかはまだ分かっていませんが空き巣に入られたようです。試合に出ている間、サッカー選手は確実に留守。頭いいですね。
この話題で驚いたのは、前代未聞ではなくよくある話だったということ。<ベンゼマが試合中に空き巣被害 警察筋 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News>(2022年1月25日)では、以下のように書かれていました。
<近年、スペイン警察はこの問題の取り締まりに力を入れているものの、同国で試合中に空き巣被害に遭うサッカー選手は少なくない。
同国警察は2019年、レアルとアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属する選手への犯行を主に計画する空き巣グループの摘発に成功したと発表していた。
レアルのカゼミーロ(Casemiro)や、アトレティコからイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に移籍したトーマス・パルテイ(Thomas Partey)も標的になっていた>
サッカー関連で治安が悪い…という話題で言うと、南米のイメージがありますが、スペイン、しかも、首都であるマドリードでこれほど治安が悪いというのは予想外でした。
まあ、南米の物騒さから言うと、家主がいない間にこっそり入ってくれる空き巣被害くらいなら、治安が悪いうちに入らないかもしれませんけど…。
■2019/04/12 2人でラジオを長くやっていた都並敏史と藤川孝幸
藤川孝幸さんのWikipediaでは、都並敏史さんとの話がいくつかあります。
"都並敏史とは読売ユース以来の友人であり、2005年に都並が監督を務めたベガルタ仙台にGKコーチとしてスタッフ入りし、2007年にも都並が監督を務めたセレッソ大阪にコーチとしてスタッフ入りした。また、ニッポン放送のラジオ番組『都並クン・藤川クンのイエローカードなんて怖くない』で共にパーソナリティを担当、スポーツ界で唯一「オールナイトニッポンのパーソナリティー」もしている"
ニッポン放送でのラジオ番組は結構時間帯が変わっていて、ゲルゲットショッキングセンター内で放送された時期もあったのは覚えていました。ただ、1998年1月のラジオのテープを聞いていて驚いたのが、ゲルゲの月曜日に生出演していたこと。ゲルゲの井手功二さん、LFクールK(垣花正)、大賀埜々さんという誰一人サッカーを知らないメンバーと話をしていました。
■2019/04/12 グアルディオラ、藤川孝幸に清掃員と勘違いされる
録音テープの回自体は、藤川孝幸さんがお休み。 都並さんはまだ現役だったってのに衝撃を受けましたが、引退していた藤川さんはバルセロナに研修みたいなのに行っていたんだそうな。
2週間の予定だったので、都並さんは「何も身につきませんよ」とバッサリ切り捨て。ラジオのイメージがあり、サッカー解説が真面目でむしろ戸惑うのですけど、いつもこんな調子でした。
で、都並さんは当時バリバリ現役だったバルセロナのグアルディオラのサインを、藤川さんに頼んでいたそうな。ところが、藤川さんはグアルディオラを最初 「掃除のにーちゃん」と勘違いしてしまい、後から「サインください」と頼みづらくなってしまったとのこと。
グアルディオラは今だとスキンヘッドで貫禄ありますので、勘違いしそうにないですね。当時は雰囲気違いました。あと、当時から世界的な名選手でしたが、現在は監督としても最高レベルで大成功。サインもらっていれば、価値が高かったと思われます。
■2019/04/12 北海道十勝スカイアースに貢献するも亡くなっていた藤川孝幸
グアルディオラメインの話のつもりで書き始めたのですけど、ちょうど今日北海道の雑誌を読んでいたら、藤川孝幸さんの話が出てきて驚きました。
北海道十勝スカイアースというJリーグ加盟を目指すクラブがあり、代表だった代表の藤川さんの熱意に動かされて、協力者が増えたという話をしていました。これ自体も知らなかったのですけど、さらに驚いたのが「故」と書かれていたこと。昨年亡くなっていたそうです。Wikipediaによれば、以下のとおり。
・2015年1月からソーシャルビジネス・総合スポーツサービス企業のリーフラス株式会社へ入社。(都並敏史も同年統括スポーツアドバイザーに就任している)
・2017年からはリーフラスが運営権を取得した北海道十勝スカイアースの代表に就任。
・2017年12月に東京都内の病院でステージ4以上の末期の胃がんであると診断を受け、抗がん剤治療を行っていると2018年4月に北海道十勝スカイアースの新体制発表会見で発表。
・その後、古巣のファン・サポーターがスタジアムで激励の横断幕を掲げた際には、自身のツイッターに「必ず癌を完治させまして、完全復活して参ります!必ず奇跡を起こします!」「皆様の思いを必ず結果と形にしまして、皆様に御挨拶に伺いたいと思います!」などとつづり、2018年5月26日のJ2リーグ第16節・東京V―愛媛戦(味スタ)の試合前に行われた激励マッチにも姿を見せた。
・しかし、同年11月15日、死去。56歳没。
なお、バルセロナの話も少しWikipediaにありました。役に立ったみたいです。
・その脚から繰り出されるキックは強烈で、試合前や練習を見学しているサポーターからはどよめきが起こる。これは、現役引退(1995年)後、GKコーチとしての道を歩み始めてからキックの特訓をした賜物であり、スペイン1部リーグのFCバルセロナのGK練習を実際に見て、強く正確なシュートの必要性を感じ、「とにかく時間があれば練習した」と語っている。
2025年1月23日木曜日
ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?
■2021/11/24 ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?
ワールドカップ(W杯)を2年に1度の開催にするという案があるんですね。知りませんでした。一般的にはネガティブな反応が多いと予想しますが、アジアサッカー連盟(AFC)は賛成のようです。<アジアサッカー連盟は2年に1度のW杯開催案を歓迎「積極的に関与していきたい」>(21/9/14(火) 17:45配信 超WORLDサッカー!)という記事が出ていました。
<このプランは、今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想。国際サッカー連盟(FIFA)もこれに賛同し、元選手であるマイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレなどを起用して支持を表明し、ジャンニ・インファンティーノ会長は実現可能性を探っている段階だ。
一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は猛反対。また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も反対の姿勢を示していた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02e3c9b453e465d3b7228ef8ba616e7b70d2681
意外なことにも元選手は賛成です。ただ、他の顔ぶれは予想できる賛否ですね。てっきり私はインファンティーノFIFA会長が言い出したと思ったのですが、インファンティーノ会長は興業的な成功を狙った改革を進めており、2年に1度開催案に賛成なのは予想通り。単純に儲かります。
一方反対なのは、ヨーロッパと南米のサッカー連盟。共通点は何か?と言うと、ともにレベルが高いところなんですね。サウジアラビアやアジアサッカー連盟とは違います。
サッカーレベルの差で賛否に差がついたのは、ハイレベル地域の場合、現在それぞれが主催して行っているUEFA EURO(UEFA欧州選手権)やコパ・アメリカ(南米選手権)が、大成功しているためと予想。欧州も南米もめちゃくちゃ熱狂する大会であり、これを潰すのはデメリットです。
逆に言うと、アジア選手権なんかはそれほど成功していないということでしょう。主催はしているものの、大して盛り上がらないアジア選手権をやるくらいなら、いっそのことワールドカップに注力した方が良いというビジネス的な判断なんだと思われます。
ヤフーニュースのコメント欄を見てみると、1番人気のコメントは私が挙げたユーロ・コパ重要説にも触れていたものの理由としては2番目。クラブの意向ではないかとするのを1番目の理由としていました。ただ、クラブの意見を地域のサッカー連盟が代弁する…というのは、あまりなさそうな感じもしますし、どうでしょうね…。
<選手獲得の為に高額の年俸を払っている欧州や南米のクラブ側の本音は、本職であるリーグ戦やカップ戦を優先して欲しいし、強豪チームであれば、さらにその上の地域リーグ戦(欧州:欧州CL、ユーロ・リーグ、南米:リベルタドーレス杯、スダメリカーナ杯)制覇を目指して欲しいところだろう。クラブだけではなく、「W杯よりも欧州CL」が本音の選手もいるかもしれない。欧州や南米に限らず、クラブ・サッカーの事情や本音は似たようなものだと思う。
さりとて、国別対抗戦(W杯、大陸選手権)も蔑ろにはできない。特に、EUROや南米選手権はW杯にも劣らないレベルと人気がある。4年に1度のこれらの国別対抗戦(予選も含めて)に選手の参加を認める(=召集に応じる)ことが、クラブ側ができる妥協の限界というところだろう>
2番人気以降の感想もちょくちょくピックアップ。2番人気の人はモロに私と同じ見方ですね。以下の他に、<毎年アジアカップとワールドカップがあるって事になるが予選間に合うのか?>といった感想があったのですが、アジアカップを失くすか、ワールドカップ予選を兼ねる形にすると思われます。場合によってはレベル分けなどして、簡略化するかもしれません。
<アジアはアジアカップをなくしたいから賛成。盛り上がんないし、収益が少ない。
ヨーロッパや南米は、EUROやコパアメリカがあるから、絶対に反対。
っていうのが見え隠れしますね>
<個人的には反対だね。試合の質が下がるし、観戦する側からすると今までのままで良いと思う>
<CONMEBOL頑張れ。UEFA頑張れ。2年毎W杯など断固阻止で。量より質です。生身の人間がプレーする以上、量に舵を切ったら疲弊して質が落ちるのは明白>
<欧州のリーグが難色を示すでしょうね。
チームの主力を代表に取られたくないでしょうから>
2025年1月22日水曜日
Jリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道
■2017/06/11 巨額契約はむしろ危ない 米FOXは僅か2年でプロ野球放映撤退
■2017/02/18 Jリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道
■2017/03/11 4部クラブがシーズンチケット国内最多記録更新 ポーランドのクラブ
■2021/12/12 川崎フロンターレとヴィッセル神戸、大金の使い道の違い
■2017/06/29 JリーグのJ1昇格プレーオフが日本サッカーの質を下げている
■2017/06/29 入れ替え戦復活とJ1参入プレーオフができた理由
■2017/02/11 JリーグはDAZNバブルに浮かれすぎ もっと長期的視野を持って
DAZN(ダ・ゾーン)と10年間総額2100億円という大型契約を結んで、バブル状態のJリーグ。ただ、これで浮かれてちゃいけないと思うんですよ。
どこの国の何のスポーツの例だったか忘れちゃったのですが、やはり大型契約したものの、採算が取れないと見るや即撤退で、当初の計画がすっかり狂ったというリーグがあったそうです。
Jリーグもせっかく得たこの貴重な資金を、無駄遣いするのではなく、よく考えて使っていくべきです。
…と思っていた中で、以下のようなニュースが入ってきました。
Jリーグ、J1クラブに総額27.8億円の「理念強化配分金」を支給 フットボールチャンネル | 2017年02月09日
以下のように大盤振る舞いしています。
・J1の優勝賞金が昨季の1億円から3億円に増額。
・リーグ上位のクラブは「理念強化配分金」を受け取ることができる。
理念強化配分金というのは、「Jリーグの理念の実現に対して拠出すること」が目的。一応何に使って良いというわけではなく、配分されたクラブはJリーグが用途を審査した上で使用することができるという建前。
しかし、「選手の獲得費用や育成の資金に充てることができる」とありました。育成はともかく、選手の獲得に使えたらこれ、散財して終わりって可能性が高いですね。これだと、バブルが弾けた後のリーグの資産にならないので、支持できません。
金額的にも、例えば2017年シーズンの優勝クラブは賞金と合わせて3年間に渡って総額18億5000万円を受け取ることができるということで、やはり高い金額です。
今サッカーのバブルと言うと、中国の選手爆買いが言われています。これについて、私は正当な競争であるし、Jリーグもかつては似たようなものだったので批判はしていません。ただ、日本人でも批判的な人はきっと多いことでしょう。
しかし、日本人は中国のサッカーバブルを心配するより、Jリーグのバブルを心配すべきです。こんなチャンス二度と来ないかもしれないんですから、もっと実のある使い方をしてほしいです。
■2017/06/11 巨額契約はむしろ危ない 米FOXは僅か2年でプロ野球放映撤退
思い出せなかった"どこの国の何のスポーツの例だったか忘れちゃったのですが、やはり大型契約したものの、採算が取れないと見るや即撤退で、当初の計画がすっかり狂ったというリーグがあった"の話。
記事を見つけました。日本のプロ野球の話でしたわ。
Jリーグ放映変更で浮かぶ懸念 日経ビジネス2017年1月30日号(林 英樹)
記事によると、スポーツメディア業界では「FOXの二の舞いになる恐れがある」と危惧する声が広がっていたと言います。
このFOXというのは、アメリカのテレビネットワークのこと。2012年、米FOXは日本のプロ野球の放映権ビジネスに本格参入していました。
ソフトバンクのグループ会社と合弁会社を立ち上げ、福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズのパ・リーグ3球団の放映権を押さえることに成功。衛星放送などを独占的に手掛けていたのです。
ところが、わずか2年で合弁会社を解散。理由は単純に儲けが少なかったためのようです。
「外資系企業は採算が合わないと判断したらすぐに切ってしまう。放映権ビジネスは相手との信頼関係が重要になるが、それが構築できず、ファンに迷惑をかけることになった」(パ・リーグ球団関係者)
結果的に、放映機会の減少などによってファン離れが進むことになったということで、逆効果になってしまいました。
Jリーグの場合も危ないというのは、放映権料があまりにも巨額であること。巨額の契約は良いことだろう…と浮かれているのかもしれませんけど、放映料を高く買い取ったということはその分採算ラインが上がるという話になります。ハードルが高いのです。
■2017/02/18 Jリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道
リーグの話ではなくクラブの話ではあるものの、Jリーグよりはお金の使い方がマシだと感じた話がありました。
アーセナルの相手は世界一の”ユニーク集団”!? 指揮官は無給で働く不動産オーナー 1,843 YOU フットボールチャンネル | 2017年02月17日
ユニーク集団というのは、別投稿でやったような話が理由です。
デブにもほどがある!体重115kgの太いゴールキーパーが実在、ウェイン・ショーというイングランド人GK
ただ、今回の記事でも感心したのが、普段は不動産オーナーとして働いている、イングランド5部サットン・ユナイテッド監督の、ポール・ドスウェルさんの考え方です。
監督は、クラブの監督としては無給で働いている上に、クラブに対して週に2000ポンド(約28万円)を融資も行っています。5部のクラブですし、貧乏クラブです。
しかし、今回のFA杯の活躍で大金が舞い込んできました。
FA杯では勝利するごとに賞金が発生します。さらに放映権料やチケット収入なども合わせると、すでに今までに獲得したことのないほどの金額がクラブに入っていることになる。
ドスウェル監督は「サットンにとって素晴らしいおとぎ話だ。今後何年にも渡ってクラブを支えるほどのお金を調達できている」としていました。
しかい、お金の使い道に関しては、選手の補強に使わないと言っています。
スタジアムの屋根の補修や若い選手のための部屋を作るなど、本拠地とするガンダー・グリーン・レーンのために使うとのこと。
記事では、「選手のため、そしてサポーターのためを一番に考えている」としていました。
では、Jリーグのお金の使い方は、、「選手のため、そしてサポーターのためを一番に考えている」と言えるでしょうか?
Jリーグの幹部らは、胸に手を当ててよく考えてみると良いです。
■2017/03/11 4部クラブがシーズンチケット国内最多記録更新 ポーランドのヴィジェフ・ウッチ
戦績に関わらず地域に愛されるクラブというのは理想であり、秘訣があるのであれば見習いたいものだと思った話。
4部クラブが新記録樹立の快挙。シーチケ販売数でポーランド歴代最多を更新 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月10日
ポーランド4部のヴィジェフ・ウッチが、1万5058席のシーズンチケットが売り、国内最多記録を更新したそうです。
過去にトップリーグで4回の優勝経験がある古豪ではあるもののl、4部ですよ、4部。1990年代以降は財政難で低迷しているそうです。
4部で快進撃を続けるという話ですらなく、第17節まで消化して18チーム中5位という状況。正直微妙なところです。
また、現在ヴィジェフ・ウッチが使用するスタディオン・ヴィジェバの収容人数は18018人ということで、それほど多いわけではありません。
そして、 収容人数18018人で、1万5058席のシーズンチケットが売れているということは、シーズンチケット購入者だけで座席のほとんどを確保しているという状況。驚くべきことです。
結局、なぜそんなに愛されているのか?という話は、記事には一切なかったので、すごく気になります。深掘りしてもらえませんかね?
■2021/12/12 川崎フロンターレとヴィッセル神戸、大金の使い道の違い
大金の使い道ということで興味があったのは、DAZNマネーの使い道。JリーグはDAZNとの契約により、さして苦労もしていないのに大金を手にしてしまいました。
利益が出ないというのは困りものですが、難なく大金が入ってしまうのにも実はデメリットがあります。有効ではない使い道で浪費してしまうケースや、DAZNとの契約が切れたり変わったりして収入が激減したときといった急激な変化に対応できず、チームが破綻したり、人気が急落したり…といった可能性が出てくるためです。
で、「大金の使い道」に関する記事はないかと検索して出てきたのが、2018/12/20の<2年総額44億円のDAZNマネーの使い道は?常勝軍団川崎への道。 Jリーグ財務診断「川崎編」 | VICTORY>という記事。鹿島ファンとしては残念ですが、川崎フロンターレはその後安定して好成績であり、うまいお金の使い方ができた考えて良さそう。特に上位の支払いが大きくなるDAZNマネーの流れにうまく乗れた感じですね。本当は鹿島にこうなってほしかったのですが、鹿島はつまずきました。
そして、おもしろいのが、川崎フロンターレはこの巨額のDAZNマネーをむしろ堅実に使った…という事実。DAZNマネーが流入する前の話ですが、大物外国人にお金を浪費したヴィッセル神戸なんかと対比されていました。
<クラブ経営の転換期ともいえる巨額資金を獲得しても、川崎は“堅実経営”の姿勢を崩さない。昨季の優勝賞金はクラブハウスの食堂の新設や、幅広シートでトイレ付きのチームバスの購入、勝利給と年俸のアップなどの人件費に充てて足元を固めた。
また、クラブ幹部は「選手層が厚すぎても薄すぎてもよくない。超大物の外国人を取りにいくこともない」と強調する。大枚をはたいて元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを獲得したヴィッセル神戸や、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが加入したサガン鳥栖は、終盤までJ1残留争いを強いられた。必ずしも結果に直結しないスーパースターの補強に川崎は興味を示さない。
照準はセレッソ大阪の元日本代表MF山村和也らクラブの方針に合致する日本選手。元ブラジル代表FWレアンドロダミアンをインテルナシオナル(ブラジル)から完全移籍で獲得することも決まった。2012年ロンドン五輪の得点王で著名なストライカーではあるが、所属チームとの契約が満了したため移籍金はゼロ。必要最小限の投資でチームに足りなかった高さを持つ選手の補強を実現させるなど、一貫した方針で着実に選手層を厚くしている>
https://victorysportsnews.com/articles/7283/original
このとき獲得したレアンドロダミアンは大活躍。特に2021年は得点王とMVPの両方を取っています。ヴィッセル神戸も見習えよ!という感じです。
なお、2017年度の入場料収入は9億700万円、2018年のホーム試合の入場者数は39万4709人で、いずれも5位でした。2018年は1試合平均観客動員を2001年の3784人から2万3218人まで伸ばしています。ファンの獲得もうまく行っていますね。
こういうのはすごく大事。私はこうしたファン獲得にお金を使ってほしいと思いますが、フロンターレの場合はこちらも大金かけて…ではなく努力して…といった感じみたいでした。
<相撲部屋とコラボして「塩ちゃんこ」という定番のスタジアムグルメを開発したり、レーシングカーをグラウンドに走らせるなどの異色のイベントを開催したり、はたまた「フロンターレ算数ドリル」という教材を川崎市内の小学校に配布したり、アイデアあふれる地道な活動を通じて多くのファンを獲得してきた“地域密着クラブ”には「DAZNマネー」にも浮足立つことのない経営の軸がある>
なお、さまざまな仕掛けを中心になって作り出してきた天野春果プロモーション部長はその後、出向の形で東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に参加。ただ、東京五輪は国民への自粛要請そっちのけでお祭り騒ぎと特別扱いの連続で、特にプロモーション関係はひんしゅくを買いました。経歴に傷がついてしまった感じです。
■2017/06/29 JリーグのJ1昇格プレーオフが日本サッカーの質を下げている
Jリーグの問題点としては、 J1昇格プレーオフの存在が指摘されていました。なぜ問題か?というと、プレーオフでJ1で昇格したクラブは、翌年降格しているため。
つまり、本来昇格すべきではないレベルの低いクラブが昇格しているのです。これはリーグでハイレベルな戦いを維持するためには、明らかにマイナス。長期的には日本サッカーにマイナスに働いてきます。
"2013シーズンの大分トリニータを皮切りに、徳島ヴォルティス、モンテディオ山形、そしてアビスパとすべてJ1の最下位に沈み、1年でのJ2降格を余儀なくされてきた。
入れ替え戦が廃止された2009シーズン以降の3年間における、J2の3位チームも傾向は変わらない。湘南ベルマーレ、アビスパ、北海道コンサドーレ札幌といずれも1年でJ2へUターンしている"
(Jリーグ、“入れ替え戦”復活の背景。上限クラブ数を「60」と想定した構造改革の視座 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月28日 より)
また、本来J2に落ちるべきではないチームが落ちているというデータもありました。これは考えていませんでしたわ…。
"一方でJ1の16位でJ2へ降格したクラブの翌シーズンの成績を振り返ると、昨シーズンの松本山雅FCを除いて、6つのクラブがすべて2位以内に入ってJ1への返り咲きを果たしている。 しかも2013シーズンのヴィッセル神戸を除いた、5つのクラブが2位に大差をつけて優勝。なかには2014シーズンのベルマーレのように勝ち点を3桁に乗せ、2位に勝ち点差18をつけた独走劇もある"
■2017/06/29 入れ替え戦復活とJ1参入プレーオフができた理由
この対策として、入れ替え戦の復活というのがあったようです。
"J1昇格プレーオフを廃止し、従来のJ1の16位とJ2の3位が対戦する入れ替え戦に戻すべきでは、という声がJクラブの代表取締役で構成される実行委員会内であがっていた"とのことでした。
ただ、J1昇格プレーオフという悪習を作ってしまったことで、既得権益ができてしまいました。
"J2勢としては、可能性が大きく開いたJ1への扉はそのままにしておきたい。ある意味で綱引きの末に生まれたJ1参入プレーオフだったと、Jリーグの黒田卓志フットボール本部長は振り返る"
こうした入れ替え戦や昇格・参入プレーオフ というのは、個人的には好きでした。独特のハラハラ・ドキドキ感があり、すごく盛り上がります。
記事では、なぜこうしたことをやっているかはほとんど触れておらず、"予測不能のドラマとしては面白いものの"と書いていた程度。
これは要するに、「マスコミなどに注目されるから」といった理由でした。
ただ、個人的な好みを抜きにして冷静に考えた場合、リーグの質向上の方が日本サッカーのためになります。このやり方で終わりではなく、より改善していく必要がありそうです。
2025年1月19日日曜日
イングランドではなく日本代表選択のサイ・ゴダード、母が日本人のハーフだが生まれも育ちも英国
■2017/01/29 イングランド代表を選ばない選手は過去にもたくさんいた
■2017/10/01 左足ボレーがクラブの月間最優秀ゴールにノミネートされたことも
■2021/11/21 そういえばあのサイ・ゴダードはどうなった!?その後の経歴
■2017/01/29 イングランドではなく日本代表選択のサイ・ゴダード、母が日本人のハーフだが生まれも育ちも英国
フットボールチャンネルによると、サイ・ゴダードは、トッテナム・ホットスパーのユースに所属しています。1997年生まれで、父親は英国人、母親は日本人。生まれも育ちも英国で、日本語も話せません。週に二度の日本語講座に通い、勉強中という段階。
しかし、昨年、U-16日本代表に選出されて、ゴールも既に決めています。この出場はフル代表ではないため、まだイングランド代表を選ぶ選択も可能です。
ただ、英紙「デイリー・メール」電子版は、日本代表入りを希望することを報じています。ゴダードは以下のように話したとのこと。
「私は常に日本のためにプレーしたかった。10歳のときから変わらぬ思いです」
「(引用者注:日本の)熱烈なファンに感動した」
生まれも育ちも英国、サイ・ゴダードが日本代表を希望。英紙は才能の流出嘆く「ヤヌザイと同じくイングランド代表を選択せず」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2014年09月15日(Mon)13時35分配信
■2017/01/29 イングランド代表を選ばない選手は過去にもたくさんいた
サイ・ゴダードの選択は、実を言うと珍しいものではありません。「デイリー・メール」では多くの例を挙げていました。
マンチェスター・ユナイテッドのアドヤン・ヤヌザイ(ベルギー)
ストーク(チェルシーからのレンタル)のビクター・モーゼス(ナイジェリア)
ニューカッスルなどで活躍したショラ・アメオビ(ナイジェリア)
ローマで活躍したシモーネ・ペロッタ(イタリア)
HSV(スパーズからのレンタル)のルイス・ホルトビー(ドイツ)
私が気になるのは、ゴダードのようなハーフが日本国籍を選択することを歓迎する人が、逆パターンを歓迎できるか?という話。日本にいる癖に日本代表を選ばないなら出て行け!って人がいるんじゃないかと思うんですよね。
逆に、他の民族の血が入った人を日本代表に呼ぶな、本物じゃないって人もいるから、これはこれでまた困り者なのですが…。
■2017/10/01 左足ボレーがクラブの月間最優秀ゴールにノミネートされたことも
新しい話題がないかと検索したものの、見つからず。古い話ですが、 トッテナムMFサイ・ゴダードの圧巻ボレーが3月のクラブ月間最優秀ゴールにノミネート 超ワールドサッカー / 2016年3月31日 22時31分というニュースを。
トッテナムに所属するU-18日本代表MFサイ・ゴダードが、2016年3月のU-21レスター・シティ戦で決めたU-21プレミアリーグ初ゴールが、クラブの月間最優秀ゴールにノミネートされたという話。
途中出場だったのですが、試合終了間際にペナルティアーク付近でルーズボールに反応すると、見事な左足ボレーで合わせ、初ゴールを記録したとのこと。
検索してみました。たぶん以下のゴールのことだと思われます。
【日本代表次世代のホープ】サイゴダードのスーパーボレーがジダンのスーパーボレーにそっくり!!と話題に
喜び方が控えめで、何となく日本人くさいと感じました。
■2021/11/21 そういえばあのサイ・ゴダードはどうなった!?その後の経歴
その後名前を聞かなかったサイ・ゴダードの記事を久々に見ました。どうも伸び悩んでいたみたいですね。<トッテナムのアカデミーで10番を付けた日本人の今 24歳の逸材は新天地で輝きを放てるか>(21/8/27(金) 23:00配信 theWORLD(ザ・ワールドWeb)>という記事が出ていました。
<イギリス人と日本人のミックスであるサイ・ゴダードは、ロンドンで生まれプレミアリーグのトッテナムに入団した。U-18時代には10番を付けプレイしており、世代別の日本代表にも選出。しかしトップチームには昇格できず、2018-19シーズンにセリエAのベネヴェントへ加入する。そこでも定位置確保とはいかずキプロスやインドを経て今夏よりAリーグ(オーストラリア)のセントラルコースト・マリナーズへ加入した。
現在24歳となったサイ・ゴダード。トップ下やインサイドハーフでプレイし、左利きながら両足で精度の高いキックを蹴ることができる司令塔だ。インド・スーパーリーグでは主に右サイドハーフで起用されており、18試合1得点を記録した。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/19fd8b1c62d114424f1b103a4cafb257846e9783
オーストラリアでは外国人枠となります。助っ人外国人として期待されているわけで、そこまで悪いわけではないですよね。日本代表クラスの選手でも本田圭佑選手がオーストラリアでプレーしていました。逆に言うと、サイ・ゴダードも活躍すれば日本代表を狙えるんじゃないでしょうか。
コメント欄では、<自分が24歳の頃と重ね合わせると立派という言葉で表すことが出来ないくらい立派です>などの温かいものが多かったですね。また、印象に残ったのは、ワールドユースで優勝したスペインユース代表から意外にすごい選手が出なかったという話。私は他にも好きな選手がいたのですが、「シャビとカシージャスだけ」と言われていました。
<オールドファンには懐かしい、99年のワールドユース。
黄金世代と呼ばれていた日本は、そこから数多くのフル代表が出たけど、小野伸二を欠いた決勝でボロ負けした相手がスペイン。
そのスペインU-19から後にプロとして大活躍できたのは、シャビとカシージャスだけで、あとは数人くらいしかトッププロとして活躍できなかったのは、有名な話。
ふと、その事を思い出した>
2025年1月18日土曜日
世界最高のリーグはプレミア、ブンデスやリーガエスパニョーラは低レベル、クロップ監督らが主張
■2017/05/20 プレミアリーグの監督「ブンデスリーガは低レベル」
■2017/05/20 給料が高い割に勝てないプレミアリーグのビッグクラブたち
■2017/04/04 世界一の人気クラブはバルセロナかレアル・マドリーか?
■2017/10/24 世界ベストイレブンはリーガ・エスパニョーラが圧倒 プレミア・ブンデスは壊滅
■2017/12/11 UEFAランキングで判別、最強リーグはどこの国か?
■2021/06/13 グアルディオラなど…リーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11
■2017/03/17 世界最高のリーグはどこ?プレミアリーグ、CLでは低迷目立つ
世界最高のクラブ同様、世界最高のリーグというのも揉めそうな話ですが、プレミアリーグはその候補の一つでしょう。
ところが、意外なことに、プレミアリーグのクラブは、チャンピオンズリーグ(CL)だとめっぽう弱いようです。
CLの低迷目立つイングランド勢。過去5年で11クラブが16強敗退、今季唯一の8強はレスター フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月16日
レスターはCLベスト8に進出した8つ目のイングランドのクラブであり、これは他のどのリーグよりも多いそうです。
一方で、近年のCLではイングランド勢の低迷が目立ちます。過去5シーズン、ベスト4に進出したのは15/16シーズンのシティと13/14シーズンのチェルシーのみ。全20クラブのうち15クラブはグループステージを突破しているが、そのうち11クラブがベスト16で敗退しています。
では、強いのはどこか?と言うと、リーガ・エスパニョーラだと言えるかもしれません。
今季はベスト8にバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーが名を連ねているように、スペイン勢が上位を占めています。
ここ3シーズンではいずれもリーガエスパニョーラのクラブが優勝しており、イングランドは後塵を拝しています。
ただ、一応言い訳もできるかもしれません。
誰だったか忘れたものの、過去にプレミアの監督が、逆にリーガ・エスパニョーラのレベルは低いと発言していました。バルセロナなどのクラブは下位クラブ相手で楽勝できる一方、プレミアリーグでは下位相手でも油断できないという理由です。
実際、レスターが昨シーズン優勝するなど、プレミアリーグの方が実力が拮抗しているかもしれません。リーガ・エスパニョーラはアトレティコ・マドリーなどもいますが、バルセロナとレアル・マドリーが抜けており 、下位との差はあります。
こうした事情により、プレミアリーグではチャンピオンズリーグに向ける体力を失っていると、言い訳できそうです。
とはいえ、そもそも下位クラブが善戦できてしまうリーグは本当にレベルが高いのか?と、疑問に思います。
Jリーグなんかもそういう時期がありましたが、昇格クラブがいきなり優勝争いできてしまうリーグがハイレベルとは言えません。
なお、リーグ全体のレベルを抜きにして言えば、上位クラブとしてリーガが最強であると説明することはかなり簡単です。
例えば、国内の主力選手を2クラブにまとめる場合と、10クラブに分散させる場合に、どちらの上位クラブが強いかと考えれば、当然前者です。リーグのレベルはともかく、偏っている方が上位クラブが 強くなるのは、理論的に当然でしょう。
そして、最近のバロンドールがメッシとクリスティアーノ・ロナウドというリーガの選手しか取っていないことも、上位クラブの選手の質の高さで上回っていることを証明しています。
ここらへんはリーグレベルと上位クラブレベルは考え方が異なるという話ですので、結局、なかなか決着はつかない話かもしれません。
■2017/05/20 プレミアリーグの監督「ブンデスリーガは低レベル」
最初のところで過去にプレミアの監督がプレミアリーグのレベルについて言っていたと書いた話。うろ覚えだったのですが、ちょうど同じようなことを今度はブンデスリーガと比べて言っていました。
問題の主張をしていたのは、リバプールのユルゲン・クロップ監督。
ブンデスリーガ5連覇を達成したバイエルンと、ボルシア・ドルトムント指揮官として何度も対戦してきたクロップ監督は、ライバルの偉大さを認めつつ、プレミアリーグはさらに厳しい舞台だと述べていました。
「バイエルンがプレミアリーグで優勝するのは簡単じゃない。ただ、その可能性が非常に低いわけではないだろう」
記事であったこの後の話が、さらにちょうど良い話。
"近年、チャンピオンズリーグでは成績を残せていないプレミア勢だが、それには国内リーグとカップ戦のタフさが影響しているという声もある"とのこと。
真偽はともかく、こういう主張が以前からあるのです。
ブンデス5連覇バイエルンでもプレミアなら苦戦? クロップの見解 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月18日 より
■2017/05/20 給料が高い割に勝てないプレミアリーグのビッグクラブたち
年俸が不当に高騰しすぎているということもあって仕方ないのですが、プレミアリーグのビッグクラブはお金をかけているわりに勝てていないというデータがありました。
リーガエスパニョーラでやったら、たぶんバルセロナやレアル・マドリーなんかも、効率の悪いクラブになるんじゃないかと思います。
1ポイントあたりに最多の金額を費やしているのは現在6位のマンチェスター・ユナイテッド。ユナイテッドと僅差でのワースト2位は今季プレミアリーグ最下位のサンダーランド。
このサンダーランドは特殊で、この後はリバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーと、人件費の高いビッグクラブが「燃費の悪い」側に並んでいます。
逆に最も「効率よく」勝ち点を稼いでいるのは今季2位のトッテナム。昨季の給与総額1億460万ポンド(約153億円)は全体の6位と高めではあったものの、今季は勝ち点80を獲得し、1ポイントあたり130万ポンド(約1億9000万円)という結果。金額の割にかなり勝てました。
1ポイントあたりの給与額が次に低いのはボーンマス。現時点で勝ち点45の10位という成績ですが、昨季の給与総額は全チーム中でワトフォードに次いで少ないため。続いてエバートン、ワトフォード、ウェスト・ブロムウィッチが「燃費の良い」クラブだという結果となっていました。
プレミアリーグの“燃費”ランキング。勝ち点1に要する選手給与が最も高いクラブとは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月17日
■2017/04/04 世界一の人気クラブはバルセロナかレアル・マドリーか?
最近はバルセロナの方が人気だとも言われていたものの、フェイスブックのいいね!数では、レアル・マドリーが勝利しました。
バルサとマドリーのフェイスブックアカウントでは「いいね!」の数が1億件に迫り、どちらが先に達成するかに注目が集まっていたそうです。
そして、現地時間の1日深夜、ついにスポーツクラブとして世界初となるフェイスブックでの「いいね!」1億件達成を記録。先に達成したのは、レアル・マドリーの方でした。
バルサはこの時点で、約9980万件。その後、約9時間遅れで1億件の達成を発表しました。
バルサにとって格好悪いのが、クラブから送信されたとされるメッセージが公開されており、ファンにダイレクトメッセージも送って協力を呼びかけていたことが、判明していること。
ちょっと反則と思えるような呼びかけを行って介入したにも関わらず、負けてしまいました。レアル・マドリーのファンはまだまだ健在であるようです。
(バルサとレアルがSNSで場外バトル。「いいね!」1億件を先に達成したのは… U フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月03日より)
■2017/10/24 世界ベストイレブンはリーガ・エスパニョーラが圧倒 プレミア・ブンデスは壊滅
FIFAと国際プロフットボール選手会(FIFPro)の共催で選ばれた2017年のベストイレブンが発表されました。このメンバーを見ると、圧倒的にリーガ・エスパニョーラですね。そもそもマドリーだけで5人も選ばれています。
ネイマールがフランスに移籍したせいで、今年以降はむしろマシになったかもしれません。
というか、プレミアリーグは1人も選ばれていませんでしわ! あと、ブンデスリーガもゼロです。この見方なら、リーガ・エスパニョーラがダントツな感じですね。
<リーガ・エスパニョーラ> 7人
DF セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
DF マルセロ(レアル・マドリー)
MF トニ・クロース(レアル・マドリー)
MF アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
MF ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
FW クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)
FWリオネル・メッシ(バルセロナ)
<セリエA>
GK ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)
DF レオナルド・ボヌッチ(ミラン)
<リーグ・アン>
DF ダニエウ・アウベス(パリ・サンジェルマン)
FW ネイマール(パリ・サンジェルマン)
2017年世界ベストイレブン発表。Cロナ、メッシ、ネイマールは順当に選出フットボールチャンネル - 10月24日 10時16分
http://ecnavi.jp/mainichi_news/article/332a7ea9b1f8c8ecd08d0a2175c3a70f/
■2017/12/11 UEFAランキングで判別、最強リーグはどこの国か?
UEFAランキングには国別でなく、リーグ別というのもあるそうです。おもしろいですね。以下は2014年10月に書いたものですが、最後に今年のデータも見ます。
-----引用 ここから-----
UEFAランキング - Wikipedia
リーグランキングは、各所属協会から、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグなどに参加できるクラブ数を決めるのに使われる。
各協会のクラブがチャンピオンズリーグ及びヨーロッパリーグで1シーズンに獲得したポイントを合計。勝利:2ポイント、引分:1ポイント。予選のポイントは半分になる。他にボーナスポイントとしてチャンピオンズリーグ本戦に参加した段階で4ポイント(2008-09シーズンまで3ポイント)、決勝トーナメント進出で5ポイントが、チャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ共に準々決勝以上に進出すると各段階で1ポイントが加算される。その後、2大会に参加したクラブ数で割ることで、当該協会のランキングポイントが決まる。小数点以下第3位まで計算し、過去5シーズンのポイントの合計でランキングを決定する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/UEFA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
-----引用 ここまで-----
Wikipediaのランキングは古いので、別のところからから。一部翻訳しています。
-----引用 ここから-----
UEFA Country Ranking 2014
# 国 ranking
1 スペイン 97.713
2 イングランド 84.748
3 ドイツ 81.641
4 イタリア 66.938
5 ポルトガル 62.299
6 フランス 56.5
7 ロシア 46.998
8 オランダ 44.312
9 ウクライナ 40.966
10 ベルギー 36.3
5iesa.home.xs4all.nl/bert/uefa/data/method4/crank2014.html-----引用 ここまで-----
意外にウクライナ頑張っています。落ちぶれたイタリアは4位とはいえ、ポイントを見ると3強とは差が開いています。イタリアは5位のポルトガルと差がありません。
また、3強の中でもスペインが頭一つ抜けていることもわかります。バルセロナ、レアル・マドリードというメガクラブを2つ抱えているせいでしょう。
さて、ここから2017年の話。 ドイツとイングランドの順位が逆転ですが、イタリアが追いついてきて2位争いは熾烈。スペイン一人勝ち状態でした。
1 スペイン 104.998
2 ドイツ 79.498
3 イングランド 75.962
4 イタリア 73.332
5 フランス 56.665
6 ロシア 50.532
7 ポルトガル 49.332
8 ウクライナ 42.633
9 ベルギー 42.4
10 トルコ 39.2
UEFA Country Ranking 2017
https://kassiesa.home.xs4all.nl/bert/uefa/data/method4/crank2017.html
チャンピオンズリーグという基準だと、やはりバルセロナとレアル・マドリーがあるリーガエスパニョーラがダントツですね。
■2021/06/13 グアルディオラなど…リーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11
私がリーガエスパニョーラで好きな選手ベスト11、それも2000年4月22日という昔の好きな選手…という、えらくどうでもいい話で申し訳ないのですが、こちらに追加。最強かどうかは別として、私はこの頃の印象があるので、リーガエスパニョーラが一番好きですね。攻撃的で見ていて楽しかったです。
昔の話なので、カシージャスは当時18歳という若さ。また、プジョルは当時まだ右サイドバックでした。あと、グアルディオラやイエロがまだ現役でした。グアルディオラは監督イメージが強すぎて違和感あるかもしれません。
リーガエスパニョーラの好きな選手ベスト11なのですが、所属クラブはほとんどレアル・マドリーとバルセロナ。当時一番好きだったのはレアル・マドリーで、他はセルタやバレンシアが好きで、バルセロナは好きじなかったはずなのに、好きな選手で見ると、レアル・マドリーと同点の5人で1位タイ。他はセルタが1人だけでした。
国籍では当然スペインが多く7人。あとはオランダが2人いる程度でバラバラですね。
GK カシージャス レアル・マドリー スペイン
LSB ゼンデン バルセロナ オランダ
CB コク バルセロナ オランダ
CB イエロ レアル・マドリー スペイン
RSB プジョル バルセロナ スペイン
(RSB アングロマ バレンシア フランス)
DH グアルディオラ バルセロナ スペイン
DH シャビ バルセロナ スペイン
LSH サビオ レアル・マドリー ブラジル
(SH フィーゴ バルセロナ ポルトガル)
RSH カルピン セルタ ロシア
(RSH メンディエタ バレンシア スペイン)
FW ラウル レアル・マドリー スペイン
FW モリエンテス レアル・マドリー スペイン
(FW イリエ バレンシア ルーマニア)
2025年1月16日木曜日
「モラス雅輝」を「ラモス瑠偉」と空目!ハーフ?帰化?
■2021/08/19 「モラス雅輝」を「ラモス瑠偉」と空目!ハーフ?帰化?
他のところで書いたのですが、あるサッカー記事で出ていた「モラス雅輝さん(42歳)」を「ラモス瑠偉」と空目して、42歳って年齢おかしくね?と思ってよく確かめたら、「ス」しか合っていませんでした。ラモス瑠偉さんは今64歳だそうで、全然違いますね。ラモス瑠偉さんのWikipediaの説明は以下の通りです。
<ラモス 瑠偉(ラモス るい、Ramos Ruy、1957年2月9日 - )は、ブラジル・リオデジャネイロ出身の元サッカー選手、サッカー指導者(JFA 公認S級コーチ)、フットサル選手、タレントである。1989年に日本に帰化>
<ブラジル名はRuy Gonçalves Ramos Sobrinho(ルイ(フイ)・ゴンサゥヴェス・ラモス(ハモス)・ソブリニョ)[注 1]。愛称の「カリオカ」は「リオっ子」という意味で出身地に由来する。「36歳85日」の日本代表最年長得点記録(2018年時点)を持つ>
では、モラス雅輝さんは、どういう人なのでしょう? こちらもWikipediaがありました。
<モラス 雅輝(モラス マサキ、Masaki Morass、1979年1月8日 - )は、日本のサッカー指導者。20年以上に渡りヨーロッパで指導者としての実績を積んでいる>
Wikipediaによると、モラス雅輝さんの場合は、日本出身。出身地は、東京都調布市です。そもそも「生粋の日本人」なんだそうですが、名前のせいで誤報されることが多いとされています。
では、なぜ海外っぽい名前なの?というのが、不思議なところ。別に両親ともに日本人出身でもカタカナ名にしたって構わないのですが、DQNネームとかキラキラネームとか言われそうです。ただ、そもそも「モラス」は苗字なんですよね。Wikipediaでは、オーストリア出身の剥製技師である継父(ままちち、血のつながっていない父)のペーター・モラスさんの姓を名乗っていると説明されていました。
こうした育ちの関係なのか、英語、ドイツ語(標準)、南部ドイツ語(アレマン語・バイエルン語)に堪能。小学校は、東京都調布市立深大寺小学校であったものの、中学の時点で東京・横浜独逸学園に行っています。漢字だらけでパッと見だと誤解しそうですが、「独逸」というのは、ドイツの漢字表記。神奈川県横浜市都筑区にあるドイツ人学校なんです。さらに、16歳でドイツへ単身留学しています。単身ってのがすごいですね。
このドイツ留学時代に背骨の怪我とドイツの名将クリストフ・ダウムに出会ったことがきっかけで1997年に18歳でサッカー選手から指導者に転身したとのこと。プロサッカー選手経験がなく、サッカー選手経験も短いという、プロサッカー指導者ではあまりいない珍しいタイプですね。
これまでにオーストリア女子ブンデスリーガ1部、ドイツ女子3部、オーストリア男子2部に属するクラブで監督やヘッドコーチを務め、6度のリーグ優勝、5度のリーグ昇格経験を持ちます。また、前述の語学の関係で通訳もこなすというマルチぶり。こりゃあ重宝されますわ~。
2025年1月14日火曜日
Jリーグはなぜ低レベル?そもそもレベルが低いって本当?
■2021/07/31 日本とヨーロッパの決定的な違いは2つの「アクション」の違い
■2021/07/31 せっかくプレスに行っても足を止めて奪いに行かないのが日本流
■2021/07/31 Jリーグは低レベルで変える必要がある…という結論なのか?
■2021/09/20 欧州組が言う理想のサッカーってハリルホジッチ監督のサッカーでは?
■2017/01/04 Jリーグはなぜ低レベル?そもそもレベルが低い…というのは本当なのか?
■2017/01/04 日本版プレミアリーグ創設は、意外に悪くない案か?
■2017/01/04 高原直泰はJ2のレベルアップと日本サッカーのレベルアップを指摘
■2021/07/31 内田篤人・酒井高徳「Jリーグとヨーロッパは全く別のスポーツ」
内田篤人が引退会見のとき、ちょうどCL決勝、バイエルン対パリ・サンジェルマンの翌日だったこともあり、内田はその決勝を引き合いに出して「CL決勝とJリーグの試合を見られるけど、違う競技だなと思うくらい僕の中では違いがある」と問題提起していたそうです。
約半年後、酒井高徳がNewsPicksのインタビューで「篤人くんの意見に100%賛同です。篤人くんが『Jリーグは違うスポーツだ』と言っていたんですけど、僕たち海外を経験した選手が思っていることを代弁してくれたなって」としていたといいます。
「(Jリーグは)自分たちのリーグで自分たちのサッカーをやって、その中での勝ち方だったり強さだったりを見出している。だからヨーロッパのサッカーに近づこうとしているとか、モダンになっていくヨーロッパのサッカーに近づいているという印象は一切ないです」
上記だけだと単純にJリーグのレベルが低いという話ではない可能性を感じました。ただ、これを取り上げた記事は、<内田篤人も酒井高徳も認めた「日本サッカーと欧州サッカーの埋められない差」…欧州の日本人監督に聞く“どこが一番違う?”>(2021/7/27(火) 17:01配信 Number Web)というものでした。https://news.yahoo.co.jp/articles/dc6f035c0e812516ef745e564eda33d8a8b5f177
なお、最初、私のこのインタビューを受けていた「モラス雅輝さん(42歳)」をラモス瑠偉と空目して、42歳って年齢おかしくね?と思ったら、「ス」しか合っていませんでした。ちなみにラモス瑠偉さんは今64歳だそうです。
で、モラス雅輝さんはどんな人なのか?と言うと、ヨーロッパでもJリーグでも経験あるという人らしいですね。
<16歳でドイツに渡り、オーストリアで指導者ライセンスを取得し、先月、オーストリア3部のヴァッカー・インスブルックIIの監督に就任した。
Jリーグでの指導経験も豊富で、2008年11月から2010年末まで浦和レッズのコーチ、2019年6月から2020年9月までヴィッセル神戸のコーチを務めた>
■2021/07/31 せっかくプレスに行っても足を止めて奪いに行かないのが日本流
もう少し読み進めると、酒井高徳選手は「(日本は)海外と比べた時にはあまりにも消極的すぎるんです。守備も消極的すぎます」とも言っていたとのこと。モラス雅輝さんは、「ドイツ語圏だと『ボールを奪う』のは攻撃という認識があるんですよ。受け身ではなく、アクションを起こして主体的にボールを奪いに行く」としていました。これは単純なレベルの差ではなく、スタイルの差ですね。
インタビューアーは「日本はプレスに行って相手に近づいても、1メートルくらい前で止まってしまい、足を出さない」と指摘。コメント欄によると、鎌田も「わざわざ労力をかけて前線からスプリントしてボール奪いに行ってるのに、いい形で奪っても一旦ボール落ち着かせるんじゃ労力かけてる意味がない」と言っていたとのことです。
モラス雅輝さんによると、これは育成年代からの問題で、「日本の育成現場では『かわされるな』、『抜かれるな』という指示がよく飛ぶ」とのこと。一方、オーストリアのレッドブルでは、そのままとりに行くように指示されるそうです。
コメント欄でも<初めてスポ少でサッカー習った時のディフェンスの基本は「一発で(取りに)行かない」、「抜かれないのが第一で、チャンスがあれば取りに行く」だった>というものがありました。これが日本のスタイルのようです。
ただし、ヨーロッパでも国によって違うと、モラス雅輝さんは説明。スウェーデンのリーグでは、4-4-2で引いてブロックを作って守るスタイルが一般的で、そこまで前線からプレスはかけないとのこと。やはりレベルの差ではなくてスタイルの差という話でしょう。
■2021/07/31 日本とヨーロッパの決定的な違いは2つの「アクション」の違い
また、ボールを奪った後もスタイルに差が出ます。日本は「ボールを大事にしよう」「つなごう」という意識。一方、奪ったあとすぐにリスクを冒して縦パスを入れるという意識は強くありません。高徳選手のインタビューでも、Jリーグの試合を見ていると、奪った後に1回ゆっくりつなごうという意識が強いという話があったそうです。
「話をまとめると、『奪おうとするアクション』、『奪った後のアクション』、この2つの局面における強度と優先度に大きな違いがあると思います」という話でした。
これについても、やはり指導の差ではないかといったコメントが出ていました。「失敗すると怒られるからじゃない?」として、「たとえば、奪ったあとすぐにロングの縦パスを飛ばすのがよいと頭ではわかっていても、日本国内ではそれをやれない。なぜか。失敗してボールを奪われると怒られるからだ。シュートを打たずにパス回しするのも同じ。日本選手がリスクを恐れないようになるには、失敗しても怒らない風土を作るしかない」と書いています。
なお、「奪った後のアクション」については、スウェーデンも日本と違うかもしれませんね。ロシアワールドカップのスウェーデン代表は、攻撃では可能性の低いボールばかり入れていて良さがわからなかったのですが、これでうまく行くときにはうまく行っていました。ハマれば儲けものだから攻撃はいくらミスしてもいい…と割り切ったサッカーのようです。なるほど!と感心しました。
■2021/07/31 Jリーグは低レベルで変える必要がある…という結論なのか?
単純なレベル差ではない…に関しては、「よく(引用者注:神戸でいっしょだった)高徳選手とも話したんですが、何を求めるかにかかっていると思います。僕はJリーグがすごく好きだし、Jリーグのサッカーはすごく魅力的だと思っています。日本サッカーが国としてボールを大事に扱うところに重点を置くのであれば、そこを追求するのは悪くないと思う」とのことです。
ただ、「現実的にW杯で結果を残したいとなったら、インテンシティがあまり高くないサッカーだと結果は出づらい」とはコメント。一方で、「日本サッカー界全員が変わらなければならないというわけではありません」ともしていました。以下のような理由です。
「W杯に行ける選手はほんのわずか。登録メンバー23人のために数百万人を変えるという無茶苦茶なことはやる必要はない。日本のサッカー文化がありますし、日本の現場で長年浸透してきた考え方、感覚があるので、それは大事にすべきでしょう。ただ国際舞台で結果を残したい選手は、ヨーロッパの第一線で強度の高いサッカーを身につけて行く方がいいと思います」
後半で「Jリーグはプレーレベルが高いし、経済的に安定しているし、環境が整っていますよね。僕は浦和や神戸という素晴らしいクラブにいましたけど、施設も素晴らしかったし、メディカル、チームマネジメント、運営、すべてがハイレベルでした。選手たちがサッカーと成長に集中できる環境が整えられていた」という話も。これまたやはり単純なレベル差ではないという話です。
なので、<内田篤人も酒井高徳も認めた「日本サッカーと欧州サッカーの埋められない差」>という記事のタイトルはおかしかったですね。
■2021/09/20 欧州組が言う理想のサッカーってハリルホジッチ監督のサッカーでは?
上記の内田篤人・酒井高徳などヨーロッパサッカー経験者の話を読んでいて思ったのは、「あれ、これって酷評されたハリルホジッチ監督のサッカーじゃね?叩かれたハリルが良かったんじゃ?」というものでした。
私はハリルホジッチ監督の日本代表の試合は1回しか見ていなかったんですが、そのときの印象は前から守備できる選手を多く配置した上で、奪った後はすぐ前に運んで一発を狙うというサッカー。正直つまんなくて嫌いなサッカーですし、日本人に会うサッカーでもないと感じた一方で、良い選択だとも感じました。
アジアではなくワールドカップで戦うなら、総合力で劣る日本にとっては良い選択だろうと思ったんですよね。なので、前回の話とピッタリ印象が合いました。嫌われるだろうけど、先を見てチームを作ってるいい監督だと関心しましたね。嫌われすぎて焦点を合わせてきたワールドカップ前に解雇される…という見事なオチがついたんですけど…。
ただ、一方でハリルホジッチ監督は試合によってやり方を変えてくるという話も読んだことがあり(今、何もかも変えなすぎ!と叩かれている森保一監督とは対照的です)、私が見た試合のサッカーはたまたまだった可能性があります(たまたまであってもオプションとして経験させてたというのは良いことなんですけどね。森保一監督はオプションがありません)。で、検索してみたところ、どうやら私が見たやり方は、ハリルホジッチ監督がかなり意識してやっていたやり方だったようです。
以下は、前回の「日本のサッカーじゃなくても、日本代表ではヨーロッパ型のサッカーをした方が良い」とは全く逆の結論となっている<ハリル氏の解任に学ぶ サッカー日本代表監督に必要な資質>〈AERA 栗原正夫)という記事ですが、内容的には重なるものがありました。
<ハリルホジッチ前監督が強調し続けた「デュエル(1対1の球際の戦い)」や「縦に速い攻撃」は元来、日本が不得意とする部分だった。言い方こそ違えど、かつての代表監督もW杯での失敗要因に「フィジカルの弱さ」(ジーコ)、「インテンシティ(プレー強度)の低さ」(ザッケローニ)と似たような指摘を繰り返していた。いわば、これは言わずと知れた日本の伝統的な課題で、一朝一夕に改善できるものではない。
だからこそ、その後の指導者にはこの課題を理解したうえで、俊敏性や機動力など日本人のよさを生かしたサッカーが期待されていたのではなかったか。それでも、前監督は最後まで「デュエル」や「縦に速い攻撃」など自身の哲学にこだわり続けた。これでは夫婦関係は冷え切り、コミュニケーションがなくなるのは当然の帰結だった>
https://dot.asahi.com/aera/2018051600026.html
■2017/01/04:Jリーグはなぜ低レベル?そもそもレベルが低いって本当?
ハリルホジッチ監督や本田圭佑など、Jリーグのレベルが低いという批判は多いです。ただ、その一方で鹿島が南米代表に勝って、レアル・マドリード相手にリードするなど活躍していまいました。
これをもってJリーグのレベルが高いか?と言えるとそうではなくて、Jリーグのレベルを上げる必要性をある意味で再確認したところもある話ではあります。とはいえ、単にレベル低いで済まして来た人はどうかな?と思う活躍でした。
以下は、鹿島の方でも書いた話で、Jリーグのレベルを上げる必要性を再確認、に関する記事。鹿島のメンタルが他のJリーグクラブとは段違いであるものの、それでもなおレアル・マドリードのメンタリティが上であることを指摘した上で、以下のように書いていました。
-----引用 ここから-----
本気でレアルに勝つつもりだった鹿島の善戦で、突きつけられた日本サッカーの問題点
週プレNEWS / 2016年12月20日 19時0分 中山 淳
http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_77121/
では、どうすれば鹿島、ひいては日本のクラブが世界に追いつくことができるのか?
この問いに対して、石井監督は「こういうテンションの試合を続けないと、世界との差は縮まらない。そうしないと、今回チャンピオンになったレアル・マドリードには近づけない」と答えている。
確かに、今年の鹿島や昨年3位のサンフレッチェ広島も、CWCを戦う中で選手個々やチームは目を見張るような成長を遂げた。しかし悲しいかな、日常のJリーグに戻ると、CWCと同じテンション、レベルで戦える環境がないというのが現実だ。
それはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも変わらない。石井監督の言葉は、自分たちが成長したくても、現状の日本サッカーの環境では限界があるという悲痛な叫びにも聞こえてしまう。
もっとも、これは日本だけの問題ではなく、北中米カリブ、アフリカ、そして南米のクラブにとっても共通した悩みでもある。もしかしたら、ヨーロッパ一極集中化が加速する現在のサッカー界では、ヨーロッパ以外の地域が手を取り合い、お互いを切磋琢磨できる舞台を新たに作ることが求められているのかもしれない。
-----引用 ここまで-----
■2017/01/04:日本版プレミアリーグ創設は、意外に悪くない案か?
これで思い出したのが、立ち消えになった日本版プレミアリーグ創設という話。最初馬鹿らしい話だと思いましたし、一貫性のないJリーグなので結局実現しなかった話なのですが、上記の話を聞いて悪くない案のような気がしてきました。
というのも、できるだけレベルの高い試合をするには、弱い対戦相手と戦う機会を減らす必要があるためです。
-----引用 ここから-----
J1の上に日本版プレミア!12年目指す - サッカーニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20100729-659361.html
基本構想はトップレベルの格上げだ。Jクラブの中で、資金面などで高い基準を満たす8から10クラブを選抜して国内トップのリーグを形成する。例えば、上位4チームのレギュラークラスは年俸1億円以上を目安にするなどの案もある。人気、実力を兼ね備えた選手を集めることで、リーグ全体の人気を高め、利益に結び付けたい考え。(略)
93年に10クラブでスタートしたJリーグは、現在37まで増えた。増加により地域に根ざした身近なクラブは増えたものの、エンターテインメント性は薄れ、リーグ発足時ほど注目されなくなった。
またクラブ間で、経営規模や目標も大きな差があるため、リーグ全体を同じ方針で運営することに限界も出てきた。12年には40クラブに達する見込みで、拡大路線には一区切りとなる。その後はリーグ再編が必須となっている。底辺拡大の指導役となってきた鬼武健二前チェアマン(71)は「40クラブまで増えた後のリーグのあり方については、今から考えておく必要がある」と話している。
経営難に苦しむクラブの救済にもつなげたい考えだ。Jリーグは07年から11年までの5年にわたり、スカパー!と契約して年間50億円の放送権料を得ている。今後、契約更新の交渉が本格化するが、マンネリ化しつつある現状のままでは厳しい。新たな契約が始まる12年に「プレミアリーグ」が発足できれば、テレビ局側にとっても大きな魅力となる。好条件で契約できれば、各クラブへの配分金も大きくなる。 [2010年7月29日9時31分 紙面から]
-----引用 ここまで-----
拡大路線は確かにどうかというところがありました。
ただ、一見もっともらしく見える「またクラブ間で、経営規模や目標も大きな差があるため、リーグ全体を同じ方針で運営することに限界も出てきた」には疑問があります。
上記には実力という言葉が入っていないので、わざとかもしれませんが、最近のJリーグはむしろ実力差が小さく、混戦となることが多いです。
実力差の小ささは、参加クラブの多い現在のやり方であっても、前年にJ2だったクラブが上位争いすることが珍しくないことからもわかります。
私がこの話を知ったのは2015年になってからですが、これがこの意見には賛成できないと思った理由でした。
ただ、さっき書いたように、できるだけレベル差を減らすように促すという意味ではアリかもしれません。トップリーグのクラブ数が増えれば、自然とそこのトップ選手も集中することになりますからね。
■2017/01/04:高原直泰はJ2のレベルアップと日本サッカーのレベルアップを指摘
もう一つ関連する話として、高原直泰がむしろ日本サッカーやJ2がレベルアップしたという話をしていました。何が根拠か?というと、どうもパス回しできるチームが増えたってことみたいですね。
-----引用 ここから-----
高原直泰「J2のレベルを考えてみても、日本サッカーの底上げが分かる」 | サッカーキング 2013.11.05
https://www.soccer-king.jp/sk_column/article/146250.html
――経験と言えば、高原選手は南米、ヨーロッパに続いてアジアでもプレーしました。韓国のKリーグについて、まずそういった話をしていました。
高原直泰 ハハハ(笑)。確かにそうですね、韓国にも行きましたからね。
――日本人としては、ライバル韓国の現状が気になります。
高原直泰 当時(10年)は14チーム、今はもっとあるのかな? 上位の6チームぐらいはすごくレベルが高いですよ。俺がいた水原三星もそうだし、FCソウルなんかもJリーグで優勝争いができるぐらいのレベルだったと思います。それに今はボールをつなぐサッカーができるようになってきた。以前は韓国と言えば、どちらかと言うとフィジカルを前面に押し出したゴリゴリ系のサッカーというイメージがあったじゃないですか。まあ、下位のチームは戦力的に蹴ってセカンドボールを拾うサッカーなんですけど、上位6チームには技術の高い選手が多くて、すごくいいサッカーをしていた。それに外国籍選手の質も高い。最近、韓国のクラブがACL(AFCチャンピオンズリーグ)で強いのは、そういうところに理由があると思うんですよね。日本にも韓国からたくさん外国籍選手が来ていますし。俺のいた水原は特にコンビネーションで崩そうとしていたから、やっていて、すごく楽しかったですよ。
-----引用 ここまで-----
そして、J2について、同じ観点でレベルが上がったと述べているのです。
-----引用 ここから-----
――今は東京ヴェルディでプレーされていますが、J2のレベルはどう感じています?
高原直泰 昔見ていたJ2の試合って、本当にドッカンドッカン蹴り合っちゃっていて、あまり形になっていなかったんですよ。でも、今はそんなことないし、うちにもJ2全体を見渡しても、レベルの高い選手がすごく多い。特に今シーズンはガンバ大阪とヴィッセル神戸というJ1でも戦えるチームが降格してきたこともあって、他のクラブにとってはすごく刺激になるし、モチベーションが高まっていると思う。そういう気持ちで臨まれる彼らにとっては嫌だろうけど(笑)。こうしてJ2のレベルを考えてみれば、日本のサッカーは本当に底上げされてきているんだなって感じますね。
-----引用 ここまで-----
ただ、この前にレベルに関してはわからないところもあると言っていました。リーグの特性が異なるためです。
-----引用 ここから-----
――その後、08年に6シーズンぶりにJリーグに復帰して、浦和レッズに加入しました。かつてと比べてJリーグのレベルは上がっていると感じました?
高原直泰 そこに関しては正直、分からない部分があるんです。というのも、自分にとっても久しぶりのJリーグで、なかなか順応できなかったから。やっぱりリーグが変わると全然違うんです。日本は前からどんどんプレスを掛けていって展開が早い。それは戻って来て、すごく感じました。ボカから戻って来た時、ジュビロのアドバイザーをしていたドゥンガに「お前は今、アルゼンチンの感覚に馴染んでいて、ボールを少し持ち過ぎているから、早くJリーグの感覚に戻せ」って言われたんです。わずか半年でもそうなのに、6年も離れていたんだから本当に難しかった。
-----引用 ここまで-----
話がそれてしまいますが、高原直泰が行っていた当時見ていたアルゼンチンリーグはたいへん楽しかったです。何が楽しいってボールがほとんど外に出ず、ゲームが止まらないんですよ。なるべくボールを繋いだり、ドリブルしたりで、ゲームを続けようという感じ。
安全性を考えると問題となる部分もあるものの、流れが切れないのですごく楽しかったんですね。なので、高原直泰がJリーグに戻ってきて戸惑ったというのもわかる気がします。
もう一度Jリーグのレベル関連の話に戻ると、やはり違いを感じたというのが精神面でした。
-----引用 ここから-----
――南米というと、選手がみんなハングリーなんじゃないかという印象があります。
高原直泰 やっぱり生活が懸かっているというか、家族全員の生活を背負っている選手がたくさんいましたよね。日本とはサッカーをする動機も覚悟も違うなっていう。もちろん、歴史や環境の違いもあるんだけど、彼らから自分の人生を懸けてサッカーで生きていくという強い意志と覚悟が必要だと学ばせてもらいましたね。
-----引用 ここまで-----
ただ、このよく強調されるハングリーさもどうかなぁ?と思うところがあります。スポーツ心理学では、楽しくプレーすることが重要だとされているため、ただ厳しくなければいけないとなってしまうのは、科学的根拠のない誤解ではないか?と思うところがあり、気になっています。
2025年1月12日日曜日
マンチェスター・ユナイテッドはファン6億人で世界一、サッカーだけでなく全スポーツで
■2021/12/09 マンチェスターが1位は嘘?収入ランキングでは3位より下…
■2020/11/29 マンチェスター・ユナイテッドはファン6億人で世界一、サッカーだけでなく全スポーツで
マンチェスター・ユナイテッドのWikipediaを見ていたら、2012年に大手市場調査会社であるカンター社が調査したところ、フットボールに限らず、すべてのスポーツクラブの中で世界一ファンの多いクラブだった…という話がありました。世界人口のおよそ11人に1人にあたる6億5,900万人ものファンがいるとされていたそうな。嘘くさいんですけど、本当なんでしょうか。著名人のファンがいる…という話もWikipediaではあり、以下のような感じ。ただ、「世界の11人に1人がファン」というインパクトからすると、全然ですね。11人に1人がファンならもっともっと有名人のファンが多いはずでしょう。
■2021/12/09 マンチェスターが1位は嘘?収入ランキングでは3位より下…
<債務超過や赤字が続出…コロナがプロサッカークラブにもたらした影響>(2021/7/29(木) 7:04配信)という記事を読んでいたら、日本だけなく海外のビッグクラブも大幅な収入減となっているとして、海外クラブの財政事情の話が出ていました。
で、てっきりマンチェスター・ユナイテッドが収入世界一なんだと思ったら違っていてびっくり。ファンは1位でも収入は1位ではないようです。というか、3位にすら入っていませんでした。ひょっとしたら今はファン数も1位じゃないのかもしれませんね。
<国際的な監査法人デロイトが2021年1月に発表したデータによると、2019-2020シーズンの世界の収入ランキングトップ20クラブの合計は約1兆340億円で前年比12%減となっている。1位のバルセロナも2019-2020シーズンの収入は約899億円で前年と比べ158億円減収となった。そして同クラブは財政難に陥っていると複数のスペイン紙が報じている。各クラブでは主に入場料収入と放映権収入が減少しているようだ。なお、デロイトが発表した収入ランキングの2位はレアル・マドリード、3位はバイエルン・ミュンヘンとなっている>
https://news.yahoo.co.jp/articles/9de56405eb8770b6d2e9913450452f9315c165c8
1位は上記の通り、バルセロナでした。ただ、バルセロナは収入世界一であるのに、お金の使い方が下手すぎて借金だらけ。そして、これに関わるルール(下記参照)により、よりによって一番大事なメッシを手放す…ということに後になっています。
楽天がバルセロナとの契約を打ち切ったのもメッシ移籍が理由の一つではないかとされており、バルセロナ人気も今は落ちている可能性がありそう。ひょっとしたらレアル・マドリーが世界一かもしれません。
<バルセロナには途方もない額の借金があった。13億5000万ユーロ(約1730億円)。数日前にバルセロナのラ・ポルタ会長が公表した金額だ。前任のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長のめちゃくちゃな経営で膨れ上がった負の遺産だ。
バルセロナに借金があったからというだけで、メッシと再契約できなかったのではない。そこにはファイナンシャルフェアプレーというルールが関係してくる。このルールはチームの健全運営を促進するという名目で設けられたもので、平たく言えば、収入以上の大きな支出を認めないことで赤字を防ぐというものだ。(中略)
それによると、スペインのクラブは収入の約8割しか補強や選手の年俸の支出にあてることができない。(中略)
メッシは年俸を半額にまで引き下げることに了承したが、それでもこのルールの基準を満たすことはできなかった。(中略)こうしてメッシの電撃退団が決定した>
(メッシ、PSG移籍の舞台裏。なぜバルサに残れなかったのか|スポルティーバ 公式サイト web Sportivaより)
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2021/08/24/psg_3/
2025年1月11日土曜日
ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?
■2017/03/08 ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?
■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり
■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス
■2017/02/19 スペインでついにスタメン11人が全員別の国籍に!自国の選手はいた?
リーガで究極の"多国籍軍"が実現。グラナダが11ヶ国の選手を先発起用 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月18日によると、2017/2/17、グラナダがリーガエスパニョーラ第23節の試合でベティスと対戦で起用したのは、11の異なる国籍を持つ11人の選手たちでした。スペインでは初めてのことだそう。
以前は、先発11人が全て外国人選手という試合がニュースになったものの、これはもう日常茶飯事。ただ、今回のような例はまだ珍しいのでしょう。先発で出場した選手らの国籍は以下。幸い、地元スペインの選手もいました。
スペイン
メキシコ
コロンビア
アイスランド
ウルグアイ
カメルーン
ガーナ
ブラジル
フランス
ナイジェリア
モロッコ
ちなみに、交代選手としては2人のスペイン人と1人のギリシャ人。よって、計12ヶ国の選手がプレーすることになったということで、これもまたすごいです。なお、試合には4-1で大勝。多国籍軍でもうまく行っています。
あと、この多国籍さに関しては、かつてよく言われたように自国の選手育成としてどうか?という問題はあります。
最近は、高学年俸での移籍が目立つ中国ばかりが、選手育成に問題があると叩かれていますが、 実際にはヨーロッパは他国のことをとやかく言えないのです。さっき書いた先発11人が全て外国人選手という試合が珍しくないというのも、そういう話ですね。
■2017/03/08 ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?
さて、ヨーロッパの外国人選手の割合が最多のリーグはどこか?という話です。前半の話の流れからすればスペインのリーガ・エスパニョーラと思うかもしれませんが、実はスペインが最小なんですよ。むしろ外国人選手は少ないようです。
一方の最多は、私が予想した通りにプレミアリーグでした。イギリスってそういうところあるんですよね。
海外勢が席巻してしまう現象を「ウィンブルドン現象」といいますが、これはイギリスのテニスのウィンブルドンが元ネタ。また、 金融都市ロンドンなど、企業のウィンブルドン現象もイギリスは進んでいて、世界の代表例であり、成功例でした。
ところが、そのイギリスでEU離脱が決まっちゃったんですけどね。本当は利益を得ていたのに…。
サッカーの話に戻して、 外国人選手の割合ランキングです。
<ヨーロッパのリーグの外国人選手割合ランキング>
1位 プレミアリーグ(64%):イングランド
2位 ジュピラー・プロ・リーグ(60.1%):ベルギー
3位 ファースト・ディビジョン(56.4%):キプロス
4位 プリメイラ・リーガ(56.1%)ポルトガル
5位 プレミア・ディビジョン(55.8%):ジブラルタル
6位 スコティッシュ・プレミアシップ(53.2%):スコットランド
7位 ブンデスリーガ(53%):ドイツ
8位 セリエA(52%):イタリア
9位 スュペル・リグ(51.8%):トルコ
10位 スーパーリーグ(49.2%):スイス
11位 マルタ・プレミアリーグ(44.9%):マルタ
12位 リーグアン(43.4%):フランス
13位 リーガエスパニョーラ(42.8%):スペイン
(6日にスペイン紙『マルカ』が報じたもの)
リーガ、欧州で最も外国人選手の割合が少ないリーグに。一方で最多のリーグは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月07日
リーガ・エスパニョーラは、バルセロナなど外国人選手が多く在籍しているクラブの印象が強いです。しかし、アスレティック・ビルバオのようなバスク人に限定するというクラブ方針を守っているクラブもあるんるんですよね。
また政治的な話になってしまうのですが、このバスクはスペインからの独立運動が盛んな地域。そういう事情もあって、バスク人重視という傾向があるのです。ただ、最近はこのバスク地方以上に、バルセロナを抱えるカタルーニャ地方の独立機運が高まっており、驚いています。
イギリスにおけるスコットランドと違って、スペインの場合は独立の枠組みはなさそうなので簡単には行かないでしょうが、ここらへんもきな臭いですね。
■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり
Jリーグの外国人枠に関する話も…と思って検索。<【スカサカ!ライブ】賛成? 反対? Jリーグの外国人枠撤廃について識者が激論 | サッカーキング>(2018.08.14)という記事が出てきました。
・下村東美(セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉でプレー) 反対
「選手をやっていた身からすると、Jリーグは日本人選手を育てるためのリーグという前提があると思っているので、撤廃してしまうと極端な話、日本人選手が1シーズン全くプレーできないチームも出てくると思う。そうなると、果たしてそれがJリーグ、日本人のためになるのかというリスクは間違いなくあるのかなと思っています」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20180814/812587.html
予想外なことに、議論を進めていく中で、外国人枠撤廃に反対派だった下村東美さんも外国人枠撤廃のメリットを認めるような形になってきたとのことです。
「世界が先に進んでいるかもしれないですけど、そこに追いつき、追い越すためには、刺激も間違いなく必要」「一発で試合を決めちゃう選手がいる。そういう選手たちと触れる機会が自国のリーグであるのはメリットですね」といった話をしていたそうです。
最後には「(外国人枠撤廃)は社会全体的に見ても、何かを取り入れるチャンスかなと思いました。反対派だったんですけど、なんかちょっと肯定派になってきつつあります」としていて、だいぶ意見が変わってしまいました。
■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス
一方、最初から賛成意見だったのは、河治良幸(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当)さんです。
「理由としては、W杯の時の主力が海外組中心で、国内組のレギュラーが昌子(源/鹿島アントラーズ)1人だけだった。その理由は、(選手の)レベルじゃないんです。耐性というか、外国人に対する慣れがものすごく大きくて。もちろん海外に行ってそこの環境に揉まれるという、オフ・ザ・ピッチも含めたところも大事なんですけど、一方で外国人の選手たち、特徴の違う選手たちを受け入れた中で勝負をしていって、その中で経験を積むのはすごくメリットが大きいと思うので」
ただし、河治良幸さんはバランスを取っていくのが大事としています。「実際にヨーロッパで撤廃しているところでも、何人まで自国の選手を入れなければならないとか、アカデミーやユースを含め、ホームタウンで育った選手を何人以上入れなさいとか、そういうホームグロウン制度を条件つきでやっている」としていました。完全撤廃のイメージとはちょっと違いますね。
おもしろいと思ったが、オーストラリアの例です。「基本的に外国人枠がないんですけど、自国の選手を一定時間以上出すと、放映権料が入ってくるんですね。22歳以下の選手だと、出場時間が2倍に換算されてその分入ってくるとか。だから自国の選手を出せば出すほど得することになるんですが、勝たなきゃいけないので、そこのバランスを考えながらやっている」としていました。
これ、強豪チームや人気チームなど資金的に強いチームだったら、自国の選手を気にせず使える…ということになります。資金的にはバランスが取れますね。また、自国の選手が少ないと不人気になって資金面に影響する可能性もあり、これもリーグ全体の資金的なバランスを取る要素になるかもしれません。本当おもしろいですね。
2025年1月9日木曜日
バルセロナが大赤字!レアル・マドリーは模範的に赤字削減
■2016/12/16 30歳過ぎているとは思えないロナウド、一番驚いたのは?
■2021/08/23 バルセロナが大赤字!レアル・マドリーは模範的に赤字削減
バルセロナとレアル・マドリーの比較に関して。新型コロナウイルス問題で各クラブとも苦労しているのですが、レアル・マドリーがうまく対応しているクラブ、バルセロナがうまく対応できていないクラブと、良いクラブ・悪いクラブの例として、それぞれ出ていました。
これは、<あと9日でバルセロナ退団のメッシ、残留は困難? 新契約には大きな障害が…>(6/22(火) 22:36)という記事であった話。ご存知の通り、メッシはその後そのまま退団し、パリ・サンジェルマンへと行っています。
リーガのハビエル・テバス会長は、メッシがバルサとの新たな契約が合意に達して残留したとしても、現状ではバルサはリーグの定めたサラリーキャップを超過しており、メッシが新たな契約を交わしてもこのままでは選手登録が認められないと警告しました。選手らの給与が高すぎ!ということですね。
こうした制限はリーグによって考え方が違うのですけど、擁護できそうにないのはバルセロナがちょっと考えられないほどの大赤字であるということ。これでは健全な経営が成り立たないため、リーガ側の主張に圧倒的に分があります。
<「バルセロナはサラリーキャップを超過している。メッシを引き留めてほしいとは思うが、そのためにはどこか別のところをカットしなければならない」「メッシのために特別な規定を適用することはない」とテバス会長は語っている。
新型コロナウイルスの影響もあり、2020/21シーズンにはリーガ全体で合計7億ユーロ(約922億円)の赤字が計上されたが、その約半分をバルセロナが占めているという。対象的に、レアル・マドリードは模範的な形で赤字削減を実現させたとしてテバス会長は称賛している>
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2d7dc4bc98a24384ff17269f6fc5bd37c884a1
バルセロナ関係者では、「ハビエル・テバス会長はレアル・マドリーよりすぎ」と批判している人がおり、レアル・マドリー称賛はリップ・サービスである可能性はありそう。ただし、その場合でも「全クラブの赤字合計額のうち半分がバルセロナ」という最も重大な異常状態は変わりありません。バルセロナの経営に問題があるのは事実だと思われます。
で、この話を見ると、バルセロナよりレアル・マドリーの方が収入が大きいのかな?と思ったんですよ。ところが、違うらしいんですよ。別記事では、以下のような話がありました。
<国際的な監査法人デロイトが2021年1月に発表したデータによると、2019-2020シーズンの世界の収入ランキングトップ20クラブの合計は約1兆340億円で前年比12%減となっている。1位のバルセロナも2019-2020シーズンの収入は約899億円で前年と比べ158億円減収となった。そして同クラブは財政難に陥っていると複数のスペイン紙が報じている。各クラブでは主に入場料収入と放映権収入が減少しているようだ。なお、デロイトが発表した収入ランキングの2位はレアル・マドリード、3位はバイエルン・ミュンヘンとなっている>
(債務超過や赤字が続出…コロナがプロサッカークラブにもたらした影響 7/29(木) 7:04配信 VICTORYより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9de56405eb8770b6d2e9913450452f9315c165c8
バルセロナの方がレアル・マドリーより収入が多いにも関わらず、バルセロナの赤字の方が圧倒的に多いというのは、変だと思うかもしれません。実際、変ですね。これはバルセロナの方が、圧倒的に支出が多いことを意味しています。
この理由はいろいろと考えられますが、以前読んだ別記事では、バルセロナのバルトメウ前会長が「選手に言われるままに給料を上げすぎた」と非難されており、選手らの給料が高すぎるのが主な原因かもしれません。加えて、大型補強もやっているから出費も多いですよね。
にも関わらず、2020/2021年シーズンはレアル・マドリーよりリーグ順位が下でしたので、さんざんな感じ。収入が多いということは、レアル・マドリーより人気なのかな?と思いますが、お金の使い方はヘタみたいですね。以前のレアル・マドリーの方がそういうイメージだったので意外なことになってしまいました。
また、ひょっとしたら、メッシ退団でバルセロナの収入状況にも影響が出るかもしれません。加えて前述のバルトメウ前会長の不正会計問題や、デンベレとグリーズマンの日本人差別発言など、バルセロナのブランドを毀損する問題が続出。ここらへんがどう影響していくのか興味があるところです。
■2016/12/16 30歳過ぎているとは思えないロナウド、一番驚いたのは?
2016/12/15 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016準決勝 クラブ・アメリカ 0-2 レアル・マドリード
スタメンは以下。
-----引用 ここから-----
GK
1 ケイラー・ナバス
DF
2 ダニエル・カルバハル
6 ナチョ
5 ラファエル・ヴァランヌ
12 マルセロ
MF
8 トニ・クロース
14 カゼミーロ
19 ルカ・モドリッチ
FW
7 クリスチアーノ・ロナウド
9 カリム・ベンゼマ
17 ルーカス・バスケス
GK
23 モイセス・ムニョス
DF
2 パオロ・ゴルツ
6 ミゲル・サムディオ
12 パブロ・アギラール
17 ベントゥラ・アルバラード
18 ブルーノ・バルデス
MF
7 ウィリアム・ダ・シウバ
14 ルベンス・サンブエサ
30 アレックス・イバーラ
FW
9 シルビオ・ロメロ
24 オリベ・ペラルタ
【クラブ・アメリカ×R・マドリー|スタメン発表】C・ロナウドやクロースが先発! S・ラモスはベンチ | サッカーダイジェストWeb
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21231
-----引用 ここまで-----
FW 9 カリム・ベンゼマ
ブラジルワールドカップのときも注目とされていて、そのときに初見。ただ、あまり調子は良くなかったのか、良さはよくわからず。好きなタイプじゃないなという感じ。
今日もあまり良いようには見えなくて、やっぱり好きじゃないです。
が、先制点の場面は文句なしで良かったですね。パーフェクトで褒めないわけにはいきません。
-----引用 ここから-----
サッカーキング:レアルが決勝で鹿島と対戦へ! ベンゼマ&C・ロナ弾でクラブ・アメリカ破る - 毎日新聞 2016年12月15日 21時24分(最終更新 12月15日 21時45分)
そのまま前半終了かと思われた後半アディショナルタイム2分、クロースのスルーパスに反応してエリアに抜け出したベンゼマが、ゴール右上にシュートを叩き込んでレアル・マドリードが先制に成功。土壇場で1-0のリードに持ち込みハーフタイムを迎えた。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c
-----引用 ここまで-----
左で右からの斜めのボール。DFとGKの体勢を落ち着いて浮かせてゴール右上。この瞬時の判断の時点ですごいですが、キックが右足のアウトサイド。このタイミングで右アウトサイドなら、それだけでGKらは意表を突かれて勝負ありというところ。でも、さらにもう一つすごいのが、アイデアがあっても技術的に普通無理だろうというキックなこと。あの体勢で右アウトサイドのキックを正確に浮かせて良いコースに決めてしまうというのは脱帽。すごいが3つ重なったゴールで、これは絶賛せざるを得ませんでした。
7 クリスチアーノ・ロナウド
私がレアル・マドリードのロナウドというと、ブラジルのロナウドですが、すっかりレアル・マドリードの顔に。まあ、私がレアル・マドリードでプレーをする彼を見るのは、始めてなんですけど。
ロナウドは予想通り、1人抜けていましたね。すごいのはわかっているし、特別好きなわけでもないのであれでしたが、キープ力、テクニック、スピードと抜けていました。ちょっとした流れの中のプレー、パスを回して繋ぐようなところでも、テクニカルなプレーを繰り返し見せていました。
4度目のバロンドール獲得後の初の試合。これだけでもメモリアルな感じでしたが、何と500ゴール目もここで達成。出来過ぎです。
-----引用 ここから-----
Cロナ、クラブキャリア通算500ゴールを日本で達成。クラブW杯準決勝でメモリアル弾
フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月16日
クラブW杯準決勝が15日に行われ、レアル・マドリーはクラブ・アメリカと対戦し2-0の勝利をおさめた。この試合で1得点を決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがクラブキャリア通算500ゴールを達成したと、15日にスペイン紙『アス』が報じている。(中略)
同紙によると、C・ロナウドはスポルティングCP在籍時に5得点、マンチェスター・ユナイテッド在籍時に118得点、そしてレアルでは377得点を決めているとのこと。これにより、日本で決めた今回の得点がメモリアルゴールとなっている。
http://pex.jp/point_news/93270c532e1f70b14f88bce5737ed8b2/
サッカーキング:レアルが決勝で鹿島と対戦へ! ベンゼマ&C・ロナ弾でクラブ・アメリカ破る - 毎日新聞 2016年12月15日 21時24分(最終更新 12月15日 21時45分)
後半アディショナルタイム3分、エリア右に抜け出したC・ロナウドが、冷静にゴールへ流し込みダメ押し点を奪った。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidx77cdb6197fc2e8b970977469877abd1
-----引用 ここまで-----
決まらなかったのですが、すごいなと思ったのが前半のプレー。
-----引用 ここから-----
レアル・マドリードは26分にカウンターからチャンス。右サイドからL・バスケスがクロスを上げると、C・ロナウドが頭で合わせたが、左ポストに直撃して先制とはいかない。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidxa94111eb3ffa7708a2bd63ec3f1fe38
-----引用 ここまで-----
すごいスピードで入ってきて合わせた時点ですごいのに、叩きつける素晴らしいヘディングでしかもポストに当たるくらいの精度。普通は合わせられないですし、間に合っても当てるので精一杯でしょう。また、ジャンプ力もすごかった。頭一つ飛び抜けていました。普通じゃないです。
というか、彼何歳なんですかね? スピードが衰えていないのに驚きました。…Wikipedia見ると、31歳でした。やっぱり30過ぎているのか。すごいな。スピードって一番衰えやすいと思うのですが、まだ超スピードを有しています。
周りに良い選手多いからか、若い頃みたいに独走して孤立するプレーが減って、プレーの幅を広げつつもスピードに乗ったプレーというプレースタイルを維持しているってのは半端ないですね。
17 ルーカス・バスケス
この選手は完全に初めて見たはず。右のFWとなっていましたが、前が流動的というだけでなく、よく動いて守備に戻ってきます。最終ラインまで守備することも多いですし、攻撃時はかなり左のアウトサイドまで流れていました。運動量が持ち味みたいですね。
クロスが良いとの紹介だったものの、正確ではないパスは気になりました。が、先制かというクロスも上げていますし、好きとは思わなかったものの、良い選手だと感じます。
-----引用 ここから-----
レアル・マドリードは26分にカウンターからチャンス。右サイドからL・バスケスがクロスを上げると、C・ロナウドが頭で合わせたが、左ポストに直撃して先制とはいかない。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidxa94111eb3ffa7708a2bd63ec3f1fe38
-----引用 ここまで-----
若い選手なのかな?と検索。25歳なのでそこまで若くはないものの、今のレアル・マドリードでは若めですかね。ジダン監督は現役時代から想像できないほど守備にうるさい感じだったので、クラブワールドカップのような負けられない試合では重宝されそうな選手。今日もフル出場でした。
2025年1月7日火曜日
W杯のヨーロッパの出場国枠は少なすぎではないか?
■2021/03/26 ヨーロッパの好きな選手ベスト11 レビボ、ベナユンなど
■2021/03/26 ロシア・ロシア・イスラエルという異色の攻撃陣だったセルタ
■2009/4/13 全くサイドにいないサイドハーフ、ベナユンが好きすぎる
■2021/03/26 W杯のヨーロッパの出場国枠は少なすぎではないか?
32カ国体制でのヨーロッパの出場国枠は13、48カ国体制では16となっています。2番目のチームが5つですから多いように見えますが、個人的には少なすぎてかわいそうだと思う数字。それだけヨーロッパはレベルが高く、ヨーロッパ予選で優勝経験国や強豪国が敗退するといった波乱も起きています。
その強豪国を倒して来た国もレベルが低いサッカーをしているわけではなく、アジアやアフリカのような弱い地域をもっと減らすべきじゃないかと思いますね。日本ははっきりとこの偏った選考の恩恵を受けいているので、日本にとっては悪くない話なのですけど…。あと、以下の32カ国時代の開催国見ていると、南米もかわいそうだったなと思いました。南米も強豪国が負けることにあり、ブラジルやアルゼンチンですら予選で苦戦するということがしばしば起きています。48カ国となってからは、一気に改善する感じありますけどね。というか、48体制で北中米カリブが6ってのも多いな!と思いました。ここはアジア・アフリカより出てくるところはハイレベルな感じしますけど…。
32 ヨーロッパ13 アフリカ5 アジア4.5 南米4.5 北中米カリブ3.5
48 ヨーロッパ16 アフリカ9 アジア8 南米6 北中米カリブ6
実績に応じた枠を作るとおもしろいし、平等な気がするんですけどね。10カ国くらいは実績枠として、各地域ごとの前回大会のワールドカップでの戦績、もしくはFIFAランキングの順位によって配分するというやり方です。
ただ、おそらくFIFAの方針としては、ワールドカップに出れないレベルの国も出すことで、そういった国のサッカー熱を盛り上げて、世界のサッカーファン人口やプレーヤー人口を増やそうというのが狙いなのでしょう。そもそも出場国を増やすというのが、そういった狙いでしたし、そんな感じじゃないかと思います。
■2021/03/26 ヨーロッパの好きな選手ベスト11 レビボ、ベナユンなど
もともと書こうと思っていたのは、1999-2000シーズンのリーガエスパニョーラのメモが出てきたため。これだけ書いてもおもしろくないだろうということで、ヨーロッパの出場国枠の話をしました。メモであったセルタでは、主要国を除いたヨーロッパ・好きな選手ベスト11を作ったら入りそうなロシアのカルピンがいたため、ここに持ってきました。同じセルタではイスラエルのレビボも好きだったかもしれないんですけど、ここらへんは記憶が曖昧です。
LSH ハイム・レビボ(レビーボ) イスラエル セルタなど
メモではドリブルがうまいとのこと。また、初のイスラエル人選手ともありました。私はリーガエスパニョーラでイスラエル代表ですごい気に入った選手がいてベナユンだと思っていたのですが、勘違いでレビボだったのかな?と今回のメモを見ていて思いました。ベナユンはリヴァプール時代に見て好きだったので、好きだったのは確実なんですけど…。確か好きな選手は右利きだったので、ベナユンで正しかったとは思います。とりあえず、メモの感じだとレビボもなかなか気に入っていたようでした。
SH、WG ヨッシ・ベナユン イスラエル リヴァプール、ラシン・サンタンデールなど
で、ベナユンです。リーガエスパニョーラで気に入っていたイスラエル代表選手としては、ボールタッチなんかがめっちゃ好みで気に入っていたんだけど、ミスも多くてなかなかレギュラーを取れない右利きの攻撃的選手…というもの。うまいしセンス好きで良いプレーがある一方でミスもあり、体つきが細っこいということで、タイプは違うものの、なんとなく右利きの中村俊輔みたいなイメージがありました。
ベナユンはリーガエスパニョーラとしては、ラシン・サンタンデールの2002年から2005年まで所属。見たか見ていないか微妙なところです。ただ、前述の通り、リヴァプールで見ていて大好きだったのは間違いなし。やっぱりミスも多く、よくシュートを外していたのを覚えています。パスなんかのセンスは抜群に好みだったんですけどね。
RSH ヴァレリー・カルピン ロシア セルタなど
メモでは、柔らかいパス、ボールの持ち方良しというもの。ただ、記憶に残っているのは、強烈でパンチのあるロングシュートですね。弾道は低いタイプだったかな。攻守に運動量も多く、非常に良い選手だった記憶。同じタイミングで発見した当時のリーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11メモではレアル・マドリーとバルセロナで5人ずつだったのですが、セルタのカルピンが唯一ビッグ2以外でした。
■2021/03/26 ロシア・ロシア・イスラエルという異色の攻撃陣だったセルタ
前述の通り、もとのメモはリーガエスパニョーラのセルタのもの。セルタは好きだったチームの一つ。カルピンなど好きな選手がいましたし、水色のユニフォームが好きでしたし、ケルト由来の名前というのも良かったですね。メモでは「引いて守るわけではないが、前線からの守備の良いチーム。ただ決定力不足」とありました。ロシア・ロシア・イスラエルという異色の攻撃陣で、さらにFWが南アフリカのベニーという布陣。おもしろいですね。
GK テュトリュエル バルセロナからオファー
LSB ファンフラン(フアン・フランシスコ・ガルシア) 金髪が目立つスペインの選手。メモではなかったものの、結構好きだった気がしますね。あと、今、写真見たら黒髪でびっくり。染めていたんでしょうか。
LCB セルヒオ スペイン五輪代表
RCB カセレス
RSB ベラスコ
LDH セラです 元バルセロナ
RDH クロード・マケレレ 運動量多いとだけメモ。結構好きだった気がしますが、たぶんレアル・マドリーとかフランス代表での記憶だと思います。
LSH レビボ 前述
OH モストボイ(モストヴォイ) メモなかったですが、結構好きだったはず。セルタでもロシア代表でもカルピンとともにコンビが良かった感じ。
RSH カルピン 前述
FW ベニー(ベネディクト)・マッカーシー 南アフリカ。結構好きだったはず。私はFW、特にセンターフォワードタイプが全然好きじゃないという変わったサッカーファンなので、かなり貴重ですね。
FW トゥルド 若い?
LSH グスタボ・ロペス (アルゼンチン) ずっと「グスタゴ・ロペス」だと思っていたのですが、今検索していて間違いだと知りました。マジかよ…。20年以上勘違いしてたじゃん! クラウディオ・ロペスとグスタボ・ロペスどっちかがまずます好きだったはずですが忘れました。小柄だった覚えがあり、グスタボ・ロペスの方が4cm低い174cmなのでこっちかな? ただ、バティストゥータより好きだったといった記憶もあるので、同じFWのクラウディオ・ロペスの方っぽい気がしてきました。バティストゥータ185cmですからね。178cmでも相対的に見ると小さいです。
■2009/4/13 全くサイドにいないサイドハーフ、ベナユンが好きすぎる (2021/08/27再投稿)
(プレミアリーグ08/09 リヴァプールVSブラックバーン(2009/4/13 (Mon) 1:00 ~ 2:30 (90分) フジテレビ)のメモが出てきました。好きであるため、ダントツでベナユンの話が多いです。また、ベナユンはスペイン時代も見ているという前提になっていました)
ベナユンはサイドハーフに転向とWikipediaで読んだんですが、今回はRSHではななく完全に中でのプレーで、左半分にまで行ってしまうようなプレーも多かったです。チームとして全体に左の攻撃が多かったとは言え極端に中寄り。ベナユンがいなくなって空いた右のスペースは、RSBのアルベロアが使う方が多かったです。狙ってやったのか、勝手にそうなっちゃったのか…どうなんでしょうね。
スペインのころからそうだったんですけど、彼はワンタッチ目が大きくなるミスとか、簡単に失う場面が多いです。だから今も昔もレギュラーを取れないのかも。とはいえ、彼の独特の持ち方が好きで、好きで。前半30分ごろだったと思うんですけど、右サイドでセンタリングと見せ掛けてぐっと切り返し。・・・堪んない。やっぱ、好きです。
ボールタッチ自体ちょっと個性ありますけど、今回何プレーかやっていて癖なのかなぁと思ったのが。足元で受けるパスのときにピタッと止めずに、その場で軽く跳ねさせて、その間に体の向きを変えるような動作。なんか<b>あんま意味なさそう</b>なんですけど、彼特有のリズムの取り方なのかもしれません。…ベナユンだけで書きすぎました。好きで堪んないんですわ。
2025年1月5日日曜日
解説好評の内田篤人をインタビュアーにも…日本のテレビでは画期的だった
■2021/09/05 解説好評の内田篤人をインタビュアーにも…日本のテレビでは画期的だった
現役を引退した内田篤人さんは解説が好評だった印象。それだけでなく「インタビュアー」としても好評なようです。記事からは具体的に良かったところがさっぱりわからなかったんですが、<内田篤人氏の吉田主将への鋭いインタビューが話題「今日のMVPは間違いなく彼!」「にしても鋭かった」― スポニチ Sponichi Annex サッカー>[ 2021年9月2日 22:48 ]という記事も出ていました。
<試合後に内田氏が現役時代から仲の良かった主将の吉田麻也(33=サンプドリア)に対しての愛ある鋭いインタビューが話題に>
<ツイッターなどでは「うっちーやりよる」「今日のうっちーのインタビューの内容切り込んでて良かった!さすが、うっちーです」「今日のサッカーの見どころは試合後のうっちーだったな」「有無を言わさんインタビュアーだなぁ、と思ってたらうっちーだったんか」「今日のMVPは間違いなく彼!」「にしても鋭かったですね」「うっちーの持ち上げない火の玉ストレートなインタビューええな」などの声が多く上がっていた>
日本ではそもそも元サッカー選手がインタビュアーとなること自体が珍しいですよね。ジャーナリストの森田浩之さんは、ヤフーニュースの<吉田麻也「負けるべくして負けた」“絶対に負けられない戦い”いきなり黒星>(日刊スポーツ9/2(木) 21:17配信)という記事に以下のようなコメントを寄せて、内田篤人さんだけでなく、テレビ局のテレビ朝日についても高く評価していました。
<キャプテン吉田麻也がこう(引用者注:「負けるべくして負けた」と)口にしてしまったのは、聞き手が内田篤人だったからではないだろうか。
サムライブルーのメンバーにしてみれば、内田篤人はワールドカップの予選や本選を共に戦った同僚であり、あるいは先輩である。(中略)試合を終えたばかりの選手としては、テレ朝のアナウンサーが相手だったら話さないことも、相手が内田篤人なら、つい口をついて出てくるだろう。
もしテレ朝がそのあたりの効果を狙って、内田篤人をインタビュアーに据えたのなら、大きな拍手を送りたい。イングランドなどでは、BBCをはじめとして普通に行われている人材の配置だ。
そんなところから、スポーツ報道の閉塞感のようなものが減っていけばいいと思う>
https://news.yahoo.co.jp/articles/cface0de1db2168fbb71140cba608a5f76c8089c/
2025年1月4日土曜日
認知症多いサッカー選手、ヘディングが脳に悪影響?子供は禁止の流れ
■2021/10/15 英断!日本が通常の交代以外に「脳振盪による交代」のルールを実施
■2021/04/08 認知症多いサッカー選手、ヘディングが脳に悪影響?子供は禁止の流れ
だいぶ前に報道あって取り上げた気がしたのですが、ブロウ内検索しても見つからず。また、だいぶ前でもなく研究が出たのは2019年秋だったみたいですね。英グラスゴー大が発表した調査結果では、ヘディングが原因という直接的な因果関係は証明されていないものの、「元選手は一般の人より認知症などを患う可能性が約3・5倍高い」と指摘。脳が発達中の子ども時代からヘディングを繰り返すことの危険性を訴えたそうです。
この話があったのは、さらに後の2020年3月30日の記事。子どものヘディング、脳に悪影響? 英国では禁止広がる:朝日新聞デジタルというタイトルからわかるように、子どものヘディング禁止の流れが実際に起きているという話でした。
<子どもがヘディングを繰り返すことは発達中の脳に悪影響を与える危険があるとして、イングランドサッカー協会(FA)が練習でのヘディング禁止を打ち出した。11歳以下までのチームは原則禁止とし、年齢が上がるごとに緩和させる>
<指針はあくまで監督やコーチら指導者を手助けする目的で作られ、義務ではない。試合では従来通り認められ、ルール変更もない。それでも頭部への衝撃を和らげるため「ボールの空気圧は基準の最低値を使うように」と記すなど、細やかな配慮がうかがえる。FAは「(指針は)『慎重すぎる』と責められそうだが、脳振盪(しんとう)などのリスクを軽減できるのならば、それでいい」。英国ではイングランドとスコットランド、北アイルランドが採用した>
指針づくりの参考になったとみられるのが、2016年1月に導入された米国協会のガイドラインということで、アメリカの方が早かったみたいですね。イギリスより厳しい面もあります。
<11~13歳以下は練習時の制限を設定。10歳以下は練習と試合の双方で禁止し、試合中にヘディングした場合はファウルと同じ扱いで間接FKになる、とした。主要な大会では専門医を置き、脳振盪の疑いが出ると一時的な交代が認められるといった規定もある>
敗訴したものの、米国の親たちが「サッカーをする5万人近い高校生が頭部外傷を負った」として、国際サッカー連盟(FIFA)などを相手取り提訴したことがきっかけとなったそうで、さすが訴訟大国アメリカといった感じ。一方、報道時点では日本の関心は薄いとされていました。これもお国柄、日本らしさといった感じですが、欧米が導入すると倣う傾向もあるため、今後は変わってくると思われます。
■2021/10/15 英断!日本が通常の交代以外に「脳振盪による交代」のルールを実施
「ヘディング」という話ではありませんが、「脳振盪による交代」ルールの話をここに。
<育成年代も含むJリーグの公式試合すべてで「脳振盪による交代」ルール実施へ | サッカーキング>によると、Jリーグは「脳振盪による交代」ルールを育成年代も含むJリーグの公式試合すべて及びプレシーズンマッチにおいて導入すると発表していました。
良い対応だと思いましたが、Jリーグ独自というわけではないみたいですね。「国際サッカー評議会(IFAB)から通達のあった「脳振盪による交代(再出場なし)の追加における試行」について、選手の安全の確保を最大化させることを目的に、育成年代も含むJリーグの公式試合すべて及びプレシーズンマッチにおいて導入することを決定いたしました」とのことです。
<脳振盪は、頭を強く打つなどして、意識が飛んだり記憶を失ったりする脳の障害。これまでも危険な状態ながらプレーを続けるケースも多数あった。
現行のルールでは、試合中に脳振盪が起こった場合には、選手を動かさず、ピッチ上で診断を行い判断することになっていた。しかし今回Jリーグが導入した脳震盪ルールでは交代が可能となる>
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20210128/1173138.html
交代の回数は「『脳振盪による交代』は、『通常の』交代の回数の制限とは別に取り扱われる」というのは良い点。交代枠を使うとなると、チームが交代を躊躇したり、選手が無理をしてプレーをしたりするおそれが高まるためです。
ただ、「1試合において、各チーム最大1人の『脳振盪による交代』を使うことができる」というのは残念。無制限にすると、「脳振盪による交代」と偽った交代が出るおそれがあるため制限を設けたのだと思われますが、選手の安全重視という観点からは「1人まで」というのは、あまり良いルールではないと言わざるを得ません。
2025年1月3日金曜日
長崎県出身のサッカー選手、国見があるのに少ない?
■2019/07/09 懐かしの勝矢寿延など…その他の長崎県出身のサッカー選手
■2016/5/12 「天才」「怪物」と称され史上初の新人で背番号9 の渡邉千真
■2019/07/09 長崎県出身のサッカー選手、国見があるのに少ない?
国見高校関係だけで豪華メンバーになるんじゃないかと思いましたけど、長崎県出身ということでひとつ。Wikipedia見ると、思ったより数いませんね。だいぶ省略されているのかも。
また、国見は「国見でやりたい!」という選手が集まってきたところなので、地元出身じゃない選手が結構いたという可能性もありますね。小嶺忠敏監督はスカウトしていないとおっしゃっていましたけど…。
あっ、やっぱりウィキペディアの漏れが単に多いのかも。もともと書こうと思っていた、渡辺三兄弟の渡邉千真が載っていませんでしたわ。代表歴のある彼が書かれていないというのはあり得ませんし、だいぶ古いんでしょうね。
ただ、個人的にはちょっとびっくりするほど好みの選手がいなくて想定外。もともと国見に関して言えばチームとしては魅力でも、選手としてはそうでもという印象があったものの、長崎県全体でここまで好きな選手がいないというのは意外でした。旅行に行った長崎市の印象は非常に良く、長崎嫌いってことはないんですけど…。
<ベスト11選定中>
CB 吉田麻也 代表126 J1 71 プレミア 154 セリエA 72 名古屋グランパスエイトU-18 長崎市出身
抜けが多かったウィキペディア。2023/05/07、久しぶりに確かめてみると、吉田麻也が追加されていました。どうも本来ならナンバーワン級という、めちゃくちゃ有名な選手が抜けていたようです。
CB、RSB、LSB 勝矢寿延 代表27 J 138 JSL1部 160 島原商業高校 長崎県
サイドバックだった記憶だったのですけど、ウィキペディア見てみるとCBの方がより本職な感じ。代表の出場数も私の記憶より多いですね。Jリーグ以前の時代にも代表だったようです。
SB、WB、SH、DH 中村北斗J1 115 J2 134 国見高校 西彼杵郡多良見町(現・諫早市)
びっくりするほど好みの選手がいないって書いたのですが、彼は結構好きかも。国見らしく良く走る選手という印象。
2004年SBSカップではRWB。技術が高いわけではないものの、日本で一番良かったかもという選手。序盤はここを経由するとチャンスに。中に入るプレーも良いですし、パスも通っていました。
MF 兵藤慎剛 J1 315 長崎市 国見高校
この世代の中盤では最高評価だった記憶。 良い選手だと私も思うものの、なぜか好きではなく、世間の評価は高すぎると思っていた選手。
2004年SBSカップのメモもまさにそんな感じ。やはりチームの中心で、技術が高く、動きもある選手。良いんだけど何か一つ物足りない…とメモしていました。
OH、LSH 梅崎司 代表1 J1 307 大分トリニータU-18:諫早市
見たことあるかもしれませんけど、覚えていない選手。ただ、代表経験者ということで、自動的にベスト11候補です。
FW 渡邉千真 代表1、J1 381 国見高校 国見町(現・雲仙市)
渡辺三兄弟の真ん中。2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)のときのメモが出てきました。途中交代で出場。不在メンバー多いということもあり、高校3年生ながらU-19に選出。その後も国見の先輩の平山とポジションを争ったものの、ワールドユースでは落選したそうです。
平山が五輪で不在、リーグ戦のためか、森本・高柳・高萩・梶山(ちょっと誰?と思ったが、たぶん東京の梶山陽平)が不参加と特に攻撃陣が少なかったゲームです。このゲームの攻撃陣は物足りなく思っていたのですけど、不在組含めて伸びませんでしたね。驚きですわ。
さて、メモの話ですが、短いです。ポストプレーで止めることができず、相手に取られてしまうプレーがあるなど、もたついたプレーが目立ったとのこと。その後、大学でブレイクして卒業後は史上最高クラスの獲得合戦となったのですけど、代表1試合のみということで代表レベルではいまいち。300試合以上J1で出ているので十分すぎるほど立派ですけどね。
■2019/07/09 懐かしの勝矢寿延など…その他の長崎県出身のサッカー選手
2023/05/07にウィキペディアの追加分を反映。
<現役>
DF 池松大騎 JFL 83
<引退>
MF 岩本文昭:香焼町(現長崎市) プロ入りはせず。V・ファーレン長崎監督など。
<未分類>
江川湧清:南島原市
大久保誠
斧澤隼輝
圍謙太朗
沖野将基:大村市
鏑木亮吾
久保田駿斗
小林伸二
坂井大将:長崎市
鹿山拓真:長崎市
茂平:大村市
柴崎晃誠
芝田貴臣
柴田隆太朗:長崎市
高木琢也:南高来郡北有馬町(現・南島原市)
田川亨介:諫早市
塚本秀樹
徳永悠平:南高来郡国見町(現・雲仙市)
飛石孝行
浜田幸織
百武義成
本多琢人
毎熊晟矢
前川和也:平戸市
松田浩:長崎市
松橋章太:諫早市
松橋優:諫早市
路木龍次
三好洋央
村田一弘
渡邉大剛
森保一:長崎市
矢野由治:長崎市
山口哲治:諫早市
吉岡雅和:南高来郡布津町(現・南島原市)
小島光顕:南島原市
■2016/5/12 「天才」「怪物」と称され史上初の新人で背番号9 の渡邉千真
(上記でも渡邉千真の話をやっていたのですけど、前やっていたサイトでの渡邉千真の話が出てきたので再掲載します)
城後寿選手の方でも書いていたように、小粒な印象を受けた当時の国見。実際、ベスト4止まりで優勝できなかったものの、城後選手よりさらに渡邉千真選手は活躍している感じですね。
当時は渡邉大剛の弟とメモしただけで特に良いとは思わなかったにも関わらず、以下のように高評価でした。代表も入ったみたい。
私の見る目のなさが炸裂しています。
-----引用 ここから-----
渡邉千真 - Wikipedia
生年月日 1986年8月10日(29歳)
出身地 長崎県
身長 182cm
体重 77kg
渡邉 千真(わたなべ かずま、1986年8月10日 - )は、長崎県南高来郡国見町[2](現・雲仙市)出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ヴィッセル神戸所属。ポジションはフォワード(FW)。元日本代表。
兄の渡邉大剛[3]、弟の渡邉三城[3]もサッカー選手。(中略)
2005年、早稲田大学に進学。蹴球部に入ると、1年時から出場を重ね、2年時からはレギュラーに定着し[11]、2006年、2007年と2年連続で関東大学サッカーリーグ得点王を獲得。関東大学リーグ戦では当時のリーグ記録となる通算62試合で37得点を挙げた[12]。大学サッカー界では「天才」「怪物」とも称され[4][5]、4年時には複数のJリーグクラブによる争奪戦となった[13][14][15]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%82%89%E5%8D%83%E7%9C%9F
-----引用 ここまで-----
デビューした年にマリノスでも何試合か見たものの、強い印象はありません。しいて言えば、得点感覚がありそうだという印象でした。
この年が一番すごかったみたいです。
-----引用 ここから-----
木村浩吉監督の「ポジションを空けて待っている」という口説き文句もあり、卒業後は横浜F・マリノスへ入団[16]。兵藤とは高校・大学に続きプロでもチームメイトとなった。
2009年、新人ながら背番号「9」を与えられ[7][注 1]開幕戦でスタメン起用されると前半3分に初得点を決める[注 2]。4月14日にはこの年のJリーグ新人選手の中では最速で[20]プロA契約を締結した[21]。チームの得点源として[22]活躍し、城彰二以来、史上2人目となる新人でのリーグ戦二桁得点を達成。またJ1第32節神戸戦でシーズン13点目を挙げ[23]、城が記録した新人最多得点記録を更新した[24]。
[注 1]^ 新人に9番を与えるのは固定背番号制になってからは横浜FM史上初[17]。
同年12月21日、アジアカップ最終予選を戦うA代表に初招集され、翌年1月6日のイエメン戦で先発出場し、国際Aマッチ初出場を記録[25]。平山相太の得点をアシストし[26]ハットトリックをお膳立てした。
-----引用 ここまで-----
ただ、その後は不振があって東京に移籍、活躍もまた不振で神戸に移籍という形。この神戸ではまず活躍があり、2016年はキャプテンだそうな。まだ29歳ですので、もう一花咲かす機会はありそうです。